International Conference on Machine Learning Physics(MLPhys)2026 参加報告

MLPhys 2026 – International Conference on Machine Learning Physics 2026 が、2026年7月13日から15日まで、沖縄県那覇市の 自治会館(2階 において開催されました。

MLPhysは、物理学と機械学習の融合をテーマとした国際会議であり、物理現象の理解や科学的発見への機械学習の応用、および物理学の理論や数理構造を活用した新たな機械学習手法の開発について、幅広い研究成果が発表・議論される国際会議です。物理学、情報科学、応用数学など多様な分野の研究者が集まり、活発な意見交換が行われました。

本研究室では、以下のポスター発表を行いました。

発表日:2026年7月13日(月)

  • Phonepaserth Sisaykeo and Shogo Muramatsu, “Koopman–Chebyshev Spectrum Linking for Data-Driven PDE Identification,” MLPhys 2026 – International Conference on Machine Learning Physics 2026, Okinawa, Japan, 2026.

本研究では、Chebyshevスペクトル表現を共通基盤として、観測データから構築したKoopman作用素と方程式から導かれるKoopman作用素を関連付けることにより、支配偏微分方程式(PDE)をデータ駆動的に同定するフレームワークを提案しました。ポスター発表では、Koopman–Chebyshev Spectrum Linkingフレームワークの基本的な考え方を紹介するとともに、観測データから未知の力学システムを同定・解析するための応用可能性について説明しました。

会議期間中は、機械学習と物理学の融合分野に関する招待講演やポスター発表に参加し、最新の研究成果に触れることができました。特に、Physics-Informed Machine Learning、科学的発見(Scientific Discovery)、逆問題(Inverse Problems)、量子多体系(Quantum Many-Body Systems)、ニューラルネットワーク理論、およびデータ駆動型物理モデリングなど、幅広い研究分野に関する講演から、多くの知見を得ることができました。

また、ポスター発表では、さまざまな研究分野の研究者の方々と活発な議論を行うことができました。参加者からいただいたご質問やご意見、ご提案は、本研究を新たな視点から見直す良い機会となり、今後の研究の発展につながる多くの示唆を得ることができました。特に、観測データ、スペクトル表現、Koopman作用素、および支配偏微分方程式(PDE)同定との関係について、より分かりやすく説明するための貴重なフィードバックをいただきました。

最後に、ポスターをご覧いただき、貴重なご意見やご助言をくださった皆様に心より感謝申し上げます。MLPhys 2026への参加は、本研究成果を広く発信するとともに、機械学習、計算物理学、および関連分野の研究者との交流を深め、学際的研究の最新動向を学ぶ貴重な機会となりました。私たちは、本会議で得られた知見やフィードバックを今後の研究活動に活かし、さらなる研究の発展につなげていきたいと考えています。

 

信号処理研究会(2026年 鳥取) 参加報告

2025年6月22, 23日に鳥取県生涯学習センターにて信号処理研究会(SIP)が開催されました。

本研究室からは以下の発表を行いました。

〇大畑亘平・村松正吾(新潟大):局所構造化ユニタリネットワークの複素拡張に関する検討, 信学技報, vol. 126, no. 83, SIP2026-17, pp. 86-90, 2026年6月.

〇齊藤雄斗・村松正吾(新潟大):局所ブロックPCAによる強化学習の効率化に関する検討, 信学技報, vol. 126, no. 83, SIP2026-18, pp. 91-96, 2026年6月.

〇小林直道・後藤 淳・村松正吾(新潟大):ASURAデータからの放射線源推定におけるピーク探索の改良, 信学技報, vol. 126, no. 83, SIP2026-19, pp. 97-102, 2026年6月.

発表を通じて, 研究者の方々から多角的にご意見を頂き, 自身の研究を見つめ直す貴重な機会となりました。また, 様々な信号処理の発表を聴講することができ, 多くの刺激と学びを得られました。今回得た知見を基にして, 今後も研究に励んでいきます!

IEEE International Conference on Acoustics, Speech, and Signal Processing (ICASSP) 2026 参加報告

ICASSP 2026 が,2026年5月4日から8日まで,スペイン・バルセロナの Centre de Convencions Internacional de Barcelona にて開催されました.

ICASSP は,音響・音声信号処理,画像・映像処理,機械学習,人工知能,センサ駆動型信号解析など,信号処理分野における幅広い研究テーマを対象とした国際会議であり,世界中の研究者・技術者・企業関係者が集まり,最新の研究成果について議論を行う国際的に著名な会議です.

我々は以下の論文を発表した:

セッション情報
セッション名: SPTM-P20: Machine Learning and Sensor-Driven Signal Analysis
発表形式:Poster Presentation
発表日時:2026年5月8日(金)

発表ポスターおよび関連資料は,IEEE SPS SigPort にて公開されています.

 

 

 

ICASSP 2026 では,世界各国から多くの研究者や企業関係者が参加し,信号処理および人工知能分野に関する最先端の研究発表や活発な議論が行われました.今年度は4,844名を超える現地参加者が集まり,関連分野への関心の高まりを実感する機会となりました.

会期中には,プレナリー講演,テクニカルセッション,ポスター発表などに参加し,最新の研究動向や技術について理解を深めることができました.また,さまざまな研究者との交流を通じて,有意義な議論や研究交流を行うことができました.

本研究発表では,Koopman作用素理論とChebyshev近似に基づく支配偏微分方程式(PDE)同定フレームワークについて紹介し,多くの参加者から貴重なコメントや意見をいただきました.今回の国際会議参加は,研究成果を発信するとともに,国際的な研究交流を深める大変貴重な経験となりました.

最後に,本研究および国際会議参加にあたり,ご支援いただいた皆様に心より感謝申し上げます.今後も研究活動に励み,信号処理分野の発展に貢献できるよう努めてまいります.

 


IEEE SPS 授賞式参加報告

2026年3月3日(火),第12回音声・音響・信号処理ワークショップ(SPEASIP)内で開催された IEEE SPS 授賞式に参加しました.

本授賞式では,以下の論文に対して 第9回 IEEE SPS Tokyo Joint Chapter Student Award が授与されました.

伊藤 隆人, 内藤 翼, 安田 浩保, 永原 正章, 田中 雄一, 村松 正吾, 
“有向グラフ動的モード分解による河道網水位分布予測の検討”, 
第39回信号処理シンポジウム, C6-3, 2024.

本研究は,本研究室でこれまで提案してきた拡張グラフフーリエ変換(AuGFT)を基盤とした河川水位予測手法に関するものです.

本研究の遂行にあたり,日頃より研究を導いてくださった村松正吾教授,ならびに AuGFT の研究にご尽力くださった大阪大学の田中雄一教授,諸先輩方に深く感謝申し上げます.また,河川工学の観点からご指導いただいた新潟大学の安田浩保研究教授,制御理論の観点からご指導いただいた広島大学の永原正章教授に,心より御礼申し上げます.

第12回 音声・音響・信号処理ワークショップ(SPEASIP)参加報告

2026年3月2日(月)から4日(水)の日程で,沖縄県青年会館にて第12回 音声・音響・信号処理ワークショップ(SPEASIP)が開催されました.

本研究室からは以下の発表を行いました.

ポスター発表(2件)

〇相馬蒔・金内尋夢・伊藤隆人・安田浩保(新潟大)・永原正章(広島大)・村松正吾(新潟大): 河川一体制御のためのグラフ上データ同化による水位分布予測

〇伊藤隆人・金内尋夢・安田浩保(新潟大)・永原正章(広島大)・村松正吾(新潟大): ARivE:河川水位一体把握・制御に向けた水位分布予測アプリケーション

オーラル発表(2件)

〇Sada Tukur・村松正吾(新潟大) :Advanced Real-Time Anomaly Detection in Power Grid Networks State Estimation Using Graph Signal Processing Techniques

〇Ahamed Malouq・村松正吾(新潟大) :Supervised Machine Learning Techniques for Fault Detection and Classification in Photovoltaic (PV) Systems

発表を通じてみなさまからご意見を頂き,研究に関する新たな気付きを得られました.また発表会を通じて他大学や他機関で研究を行うたくさんの方々と出会い,研究に対して新たな刺激を得られました.今回得た経験を生かして今後も研究を進めていきます!

総務省電波利活用セミナー2026にて講演

2026年3月6日(金)総務省信越総合通信局により主催された電波利活用セミナー2026~IoT技術を活用した防災対策~にて村松が以下の講師を担当しました。

  • 村松正吾:総務省電波利活用セミナー2026~IoT技術を活用した防災対策~「河川防災・減災のためのサイバーフィジカルシステム(CPS)開発」講師

 

令和7年度修士論文発表会実施報告

令和7年2月6日に、令和7年度修士論文発表会が開催されました。
本研究室からは以下の発表を行いました。

  • 伊藤隆人

データ駆動によるグラフ上の非線形状態空間モデルの設計と制御に関する研究

  • 小川拓海

多地点多方向計測による放射線源位置推定に関する研究

  • 竹藤望月

局所構造化ユニタリネットワークの学習のための勾配計算アーキテクチャに関する研究

  • 人見成祐

河床状態推定のための階層型局所構造化ユニタリネットワークに関する研究

  • 丸山未夢

データ駆動による支配方程式発見のための次元削減に関する研究

  • Sada Tukur

Graph Signal Processing Techniques for Enhancing Reliability and Stability of Electrical Power Grid

  • Ahmed Abdalla Malouq

Comparative Evaluation of Supervised Machine Learning (ML) Techniques for Fault Detection and Classification in Photovoltaic (PV) Systems

村松先生の熱心なご指導のもと、無事に7人全員が発表を終えることができました。
ご指導くださった先生、そしてともに切磋琢磨した研究室の仲間に心より感謝申し上げます。3年間、本当にありがとうございました。
後輩の皆様にはさらなる飛躍を期待しております。

私たちも本研究室で培った経験を糧に、社会の一助となれるよう精進します!

 

IWAIT 2026 参加報告

2026年1月12日(火)から13日(水)にかけて、台湾の高雄福華大飯店にて「IWAIT 2026」が開催されました。

本研究室からは、以下の発表を行いました。


Takumi Ogawa, Jun Goto, Shogo Muramatsu, “Radiation Source Estimation by Sparse Modeling with Multi-Directional Measurements” 

現地での口頭発表という貴重な機会を得ることができました。
また、外部の方々との交流を通じて、新たな刺激を受け、大変有意義な時間となりました。


村松先生がIWAIT 2026のGeneral Co-chair(共同実行委員長)およびSession Chairとしての多大なる貢献が認められ、表彰されました。本当におめでとうございます!


来年の IWAIT 2027 は韓国で開催されます!