福島県への取り組み及び放射線マッピング研究会2025参加および現地調査報告

2025年12月17日(水)から18日(木)にかけて、松島屋桃香にて開催された「第562回生存圏シンポジウム 福島県への支援取り組み及び放射線マッピング研究会2025」に参加しました。

本研究室からは、2名が参加し以下の発表を行いました。


■ 研究発表

小川拓海,後藤淳,村松正吾(新潟大学)

”ASURA測定データに対するスパースモデリングによる放射線源位置推定の研究”

 

 


今回のシンポジウムでは、産学官問わず福島の復興と発展を目指して活動する方々と多くの意見交換を行い、研究をより深めるうえで大変有意義な機会となりました。また18日(水)には福島県大熊町にて現地調査を行いました。福島の過去を風化させないために尽力する方の想いに触れることができ、大変貴重な経験となりました。

今回の経験を励みに、今後もより良い研究成果の創出に取り組んでまいります。

 

(小型改良された放射線検出器KURAMA-Ⅱ)

(松島屋桃香での夕食)

(放射線計測に用いられるASURAと放射線測定の様子)

IEICE Transactions on Fundamentals 論文掲載

以下の論文がIEICE Transactions on Fundamentals に掲載されました。

オープンアクセスです。

  • Ryuto ITOHiromu KANAUCHITsubasa NAITOHiroyasu YASUDAMasaaki NAGAHARAShogo MURAMATSU, “Sparse-Coded Time-Delay Graph DMD for Nonlinear State-Space Modeling on Graphs,” IEICE TRANSACTIONS on Fundamentals, Vol.0 No.0 pp.0-0, Advance Publication, 2025/12/12, DOI: 10.1587/10.1587/transfun.2025EAP1095

 

第40回信号処理シンポジウム参加報告

2025年11月25日(火)から27日(木)にかけて、ホテルレイクビュー水戸にて開催された「第40回信号処理シンポジウム」に参加しました。

本研究室からは、以下の発表を行いました。


■ 研究発表

Phonepaserth SISAYKEO, Shogo MURAMATSU
“Koopman Matrix Derivation from Governing Equation via Chebyshev Approximation”

■ 特別企画 企業セッション(MathWorks社)
「信号処理研究者の MATLAB 活用法 〜ユーザ様によるライトニングトーク〜」

伊藤 隆人
「河川の“いま”と“みらい”を見える化 〜水位一体把握・制御のためのアプリ開発〜」

 

 


今回のシンポジウムでは、多くの専門家の皆さまから貴重なご助言を頂き、研究をより深める上で大変有意義な機会となりました。
また、幅広い分野の研究発表に触れることで新たな視点や刺激を得ることができ、今後の研究活動を進める上でも多くの示唆を得られました。

さらに、ライトニングトーク登壇に際し、MathWorks社よりTシャツやルービックキューブなどのノベルティを頂きました。
温かいお心遣いに心より感謝申し上げます。

今回の経験を励みに、今後もより良い研究成果の創出に取り組んでまいります。

 

(MathWorks社より頂いたノベルティ)

(あんこう鍋とあん肝)

(納豆大葉揚げと奥久慈しゃもの親子丼)

第8回土木科学シンポジウム参加報告

2025年11月14日(金),朱鷺メッセにて第8回土木科学シンポジウム(ARCEプロジェクト主催)が開催されました.

 

本研究室からは以下の講演とポスター発表を行いました.

〇講演

  • 伊藤 隆人(M2):グラフ理論による水位の長期間予測
  • 青木 竜成(M1):河道制御のためのデジタルツイン

〇ポスター

  • 金内 尋夢(M1):河川一体制御のための流下方向を考慮した水位分布予測
  • 齊藤 雄斗(B4):データ駆動型制御のための次元削減手法の検討
  • 相馬 蒔(B4):河川一体制御のためのデータ同化による水位分布予測

今年度の土木科学シンポジウムは,「河川と社会の再設計」をテーマに開催されました.全体討論会では,産官学さまざまな立場から,土木科学分野の魅力発信や人材確保について意見交換を行いました.

 

本研究室からも研究成果の口頭発表とポスター発表を通し,さまざまな業界,専門分野の方々から貴重なご意見やご提案をいただきました.いただいたご意見を参考に今後も一層研究活動に励んでいきます.

 

 

APSIPA ASC 2025 参加報告

2025年10月22日~24日の3日間、シンガポールのShangri-laにて、APSIPA ASC 2025が開催されました。

本研究室からは以下の発表を行いました。

  • Hiromu Kanauchi, Ryuto Ito, Hiroyasu Yasuda, Masaaki Nagahara, Yuichi Tanaka, Shogo Muramatsu, “Directed Graph Dynamic Mode Decomposition for Nonlinear State-Space Modeling” (Best Paper Finalist)
  • Ryuto Ito, Hiromu Kanauchi, Hiroyasu Yasuda, Masaaki Nagahara, Shogo Muramatsu, “Sparse-Coded Time-delay DMD with Control for Nonlinear State-Space Modeling on Graphs”
  • Seiyu Hitomi, Hiroyasu Yasuda, Kiyoshi Hayasaka, Shogo Muramatsu, “Riverbed Estimation Using Locally-Structured Unitary Network”
  • Yasas Godage, Eisuke Kobayashi, Shogo Muramatsu, Locally-Structured Unitary Network” (Journal Presentation)

 

Kanauchiらの論文がBest Paper Finalistに選出され、Best Paper Awardの受賞を目指して発表を行いました。残念ながら賞を受賞することはできませんでしたが、様々な国の専門家の方から貴重なご意見を頂き、研究者として成長する大変貴重な経験となりました。本会議での経験を活かし、今後も研究に励んでいきます!

APSIPA ASC 2026はベトナムのハノイで開催予定です。次回も有意義な発表ができるよう引き続き頑張ります!

 

 

新研究科 の情報

令和8年4月開設の「総合学術研究科」修士課程について学生募集が開始されました。

  1. 令和8 年4 ⽉に現代社会⽂化研究科と⾃然科学研究科を統合し、⼈⽂社会科学専攻と⾃然科学専攻の2 専攻からなる「総合学術研究科」修⼠課程を設置します。
  2. 詳細は、本学HP「⼤学院:総合学術研究科(2026 年4⽉開設)」ページをご覧ください。
    URL https://www.niigata-u.ac.jp/academics/graduate/sougou/
  3. 改組後の教育・研究体制については以下をご覧ください(5⽉開催の説明会資料)。
    URL https://www.niigata-u.ac.jp/academics/graduate/sougou/seminar/

本研究室は以下の分野が対応します。

  • MF02 システム創成科学プログラム 電子情報通信分野
  • MC02 アニメ・映像資源科学プログラム 自然科学分野

高麗大学校との合同ゼミ 実施報告

2025年7月11日、高麗大学校ソウルキャンパスにてJong-Ok Kim先生の研究室と合同ゼミを行いました。

合同ゼミではITC-CSCC2025の内容を共有し、大学間で多くの意見を交換することができました。交換した意見は今後の研究に生かせるものが多く、研究をもう一段階進めることができそうです。

合同ゼミの後には食事会がありました。様々な韓国料理を楽しませていただき、学生同士でさらに交流を深めることができました!

今後もこのような国際的な繋がりを大切に、研究活動を行っていきます。両研究室のさらなる発展を願っております!

ITC-CSCC 2025 参加報告

2025年7月7日から7月10日の4日間、韓国・ソウルの中央大学校にてITC-CSCC 2025が開催されました。

ITC-CSCCは回路・システム、コンピュータおよび通信技術の分野を主とした会議であり、日本・韓国・タイの三ヵ国を中心として開催されています。

私たちの研究室からは5名が参加し、以下の内容で発表を行いました。

  • Motoyasu SUZUKI1, Shogo MURAMATSU1 (1.Niigata University) , “Preliminary Analysis on Dynamics Equation Discovery with Locally Structured Unitary Network”

  • Phonepaserth SISAYKEO1, Hiroyasu YASUDA1, Kiyoshi HAYASAKA1, Shogo MURAMATSU1 (1.Niigata University), “Digital Twin of River by 3D Modeling with Sediment Simulation for Flow Path Assessment”

  • Ryusei AOKI1, Phonepaserth SISAYKEO1, Kiyoshi HAYASAKA1, Hiroyasu YASUDA1, Shogo MURAMATSU1 (1.Niigata University), “3D Physical Model of Controllable Artificial Variable Width Channel with Reinforcement Learning”

  • Tatsuya FUJISAKI1, Shogo MURAMATSU1 (1.Niigata University), “Parameter Estimation for the Fast Griffin-Lim Algorithm by Unrolling”

  • Yuki YAMADA1, Shogo MURAMATSU1 (1.Niigata University), “Plug-and-Play Image Restoration with Locally Structured Unitary Network Denoiser”

加えて以下の共同研究発表も行われました。

  • Seung Yeop Baek1, Dong Hoon Kang1, Young-Seo Kim1, Shogo Muramatsu2 and Jong-Ok Kim1(1.Korea University)(2.Niigata University), “Leveraging Text Labels for Color Constancy”

発表では、様々な国の専門家から多くの意見を頂き、議論をすることができました。英語での発表には実力不足も感じましたが、今後の研究活動をより良いものにする、非常に良い経験となりました。今回の会議を糧にし、今後も研究に誠心誠意取り組みたいと思います!

また、来年のITC-CSCCはタイのバンコクで行われます。多くの経験ができるITC-CSCCへの投稿を目指して、研究を頑張りましょう!