第38回信号処理シンポジウム参加報告

2023年度11月6-8日にかけて京都テルサ(京都市)にて日本における信号処理に関する最大規模の研究会である第38回信号処理シンポジウムが開催されました。

本研究室からは以下の発表を行いました。

◎ 北村 帆高 1 村松 正吾 1 田中雄一 2 ( 1. 新潟大学 , 2. 大阪大学),AuGFTによる有向グラフフィルタリングの性能評価

先日のICIPにおける発表からまだ日が浅いですが、提案法を様々な人工生成ネットワークに適用しフィルタリングの適用範囲について検討を行いました。

今回、国内向けには初めて自身の提案法を発表する場となり、同じグラフ信号処理を研究する様々な方に興味をもって聞いていただき大変有意義な場となりました。

また、私自身は初めて京都を訪れる機会となった為、街並みや食事をとても楽しむことができました。

次は今月末に実施される土木科学シンポジウムにて研究ポスターを展示するのでしっかりと頑張りたいです。

 

 

ICIP2023 参加報告

2023年10月8日-11日の4日間、マレーシア・クアラルンプールにて、画像・映像処理およびコンピュータビジョンに特化した世界最大級の国際会議であるIEEE International Conference on Image Processing (ICIP) が開催されました.

本研究室からは修士2年の北村帆高と博士3年のLi Jikaiが以下の発表を行いました.

 

 

 

 

世界中の様々な国からの学生、教授と交流し世界のレベルを痛感しました。特に私の研究テーマの第一人者である著名な先生にもお会いすることができ、大変刺激的でした。

今後は今回の学会で得た経験を活かして自身の研究のさらなる飛躍につなげていきます。

(動画の冒頭14″に映ってました!)

 

令和4年度卒業式実施のお知らせ

令和5年3月23日(木)朱鷺メッセにて令和4年度春季卒業式が実施されました。

本研究室からは、M2が5名修了し、B4が5名卒業しました。B4の全員が大学院に進学しますが、M2の方々は春から就職し、新しい環境での生活が始まります。

M2の修了生たちは、新たな職場で頑張ることになりますが、これまでの研究で培った知識やスキルを活かして、それぞれの分野で活躍することを期待しています。一方、進学組のB4たちは、大学院で更なる研究に取り組むことになります。研究室で培った知識やスキルを基に、更なる学びと研究を積み重ね、将来的には学問や社会に貢献することを期待しています。

研究室にとって、卒業式は卒業生や修了生の成果を讃えると共に、彼らとの別れを惜しむときでもあります。しかし、これからもOBである、また同じ研究分野で活躍する研究者である皆さんとつながりを持ちながら、研究室の発展に貢献していきたいと思います。再び会える日を楽しみにしています。

JSPS二国間交流事業実施報告

2023年3月13~16日にかけて仁川大学校にてGwanggil Jeon先生の研究室との第2回目の研究交流を実施しました。

第1回目の際はコロナウイルスの感染拡大により、村松先生のみの訪問となりましたが、今回はM2の山本とM1の北村も同行し発表を行いました。

仁川大学校を案内していただいた後、お互いの研究や今後の課題について発表を行い議論をしました。

同行した2人の学生は、海外で初めて英語で発表する機会となりましたが、しっかりと準備を行い、発表に挑むことができました。その結果、普段とは違った視点からのコメントを多く頂き、大変勉強になりました。

今度は日本にも訪問したいとJeon先生に言っていただけたので、是非楽しみにしたいです。

 

令和4年度修士論文発表会実施報告

令和5年2月2~3日にかけて令和4年度修士論文発表会が開催されました。

本研究室からは以下の発表を行いました。

  • 高橋颯志

ユニタリ畳み込み層を有するループ展開ネットワークの多様体最適化に関する研究

  • 山本雅偉

Primal-Dual Splitingを利用した畳み込み画像復元の固定小数点演算実装に関する研究

  • 柿原正紀

スケール間しきい値処理を導入したOCTボリュームデータ復元に関する研究

  • Liu Dongqi

強化学習を適用した流路能動制御システムに関する研究

  • Zhang Zuxuan

複素絶対値近似計算を用いた高速繰り返し縮退閾値処理によるSAR画像復元

  • Ren Shiyi

畳み込み合成辞書を利用した一般ミニマックス凹面正則化による画像復元

       

村松先生の熱いご指導により無事に6人全員で発表を終えることができました。

また、来年に同じく修士論文発表会を控える私も良い刺激を受けることができました。

2年間本当にお疲れさまでした。

第37回信号処理シンポジウム参加報告

2022年12月13-15日に朱鷺メッセ(新潟市)にて日本における信号処理に関する最大規模の研究会となる第37回信号処理シンポジウムが開催されました。

本研究からは以下の発表を行いました。

  • 研究講演

〇 北村 帆高 1 村松 正吾 1 安田 浩保 1 早坂 圭司 1( 1. 新潟大学 ),制御付きグラフ動的モード分解による河川水位分布予測

  • ポスター発表

〇 村松 正吾 1 北村 帆高 1 田中 雄一 ( 1. 新潟大学 2. 大阪大学 ),有向グラフ信号処理のためのグラフフーリエ変換の一般化

〇 REN Shiyi 1 山本 雅偉 1 村松 正吾 ( 1. 新潟大学 ),畳み込み合成辞書を利用したGMC正則化画像復元の検討

また、本研究室のPIである村松先生が本会議の実行委員長を務め、懇親会において表彰を受けました。

本研究会において様々な研究発表を聞き大変刺激を受ける場となりました。来年度以降も研究に真摯に向き合っていきます。

 

 

 

第5回土木科学シンポジウム参加

2022年11月18日,朱鷺メッセにて第5回土木科学シンポジウム(ARCEプロジェクト主催)が開催され、本研究室からは以下の発表を行いました。

研究講演

〇村松正吾:Society 5.0における河川の自律制御~河道から流域治水まで~

〇北村帆高 (修士1年):データ駆動による河道網水位の一体制御への挑戦

ポスター発表

〇劉東斉(修士2年): リニアアクチュエータを利用した流路能動制御プロトタイプシステムの構築

〇内藤翼(学部4年):データ駆動型動力学モデリングを利用した河川水位時系列データ解析

〇二村碩哉(学部4年):流路能動制御システムのための河道プラントモデル

今年度の土木科学シンポジウムは、信号処理論、素粒子物理学、河川工学の3つの異分野研究に加えて、産官学、様々な業界の方が集い「土木と日本の再設計」について語り合う場となりました。

私たちの研究室では、信号処理技術を用いて土木分野に貢献を行ってきましたが、実際に土木を専門にする方や、河川を管理されている方の生の声を聞くことができました。私たちの研究の方向性や様々な提案も頂いたため、今後検討を重ねていきます。

また、今回のポスターセッションは今年度研究室に入った学生の初の外部発表となり、本研究室の二村碩哉がポスターセッションで優秀賞を受賞し、喜ばしい結果となりました。

今後も一層研究活動に励んでいきます。  

ICIP2022 参加報告

2022年10月16日-19日の四日間、フランス・ボルドーにて、IEEE International Conference on Image Processing (ICIP) がハイブリットで開催されました.

ICIP2022 オープニング

本研究室からは修士1年 高橋勇希が現地にて以下の発表を行いました。

  • Y. Takahashi, S. Muramatsu, H. Yasuda, K. Hayasaka and Y. Otake, “Flow-Path Fitting from Images with Fourier Basis for River Health Assessment,” 2022 IEEE International Conference on Image Processing (ICIP), 2022, pp. 3687-3691, doi: 10.1109/ICIP46576.2022.9897196

https://ieeexplore.ieee.org/document/9897196

ICIP2022 発表の様子

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2022年電子情報通信学会総合大会参加報告

 

2022年3月15日~18日に電子情報通信学会総合大会がオンラインで開催されました。

本研究室からは、修士1年のチョウと学部4年の北村、高橋以下の発表を行いました。

  • A-8-11 (3月15日)

◎北村帆高(B4):標高差を考慮したグラフ動的モード分解による河川水位分布予測

  • A-8-15(3月15日)

◎高橋勇希(B4):河川制御CPSのためのフーリエ基底による河川健全性評価法

  • D-11-28(3月16日)

◎Zuxuan Zhang:複素絶対値近似計算によるSAR画像復元

3名共に、この1年間の研究成果の集大成を発表する場となりました。

また、著名な先生方や同世代の研究者の発表を聞く貴重な場となりました。

今後も研究に打ち込み、さらに大きな場での発表に向けて精進したいです。

 

 

令和3年度卒業式ならびに各種受賞のお知らせ

令和4年3月23日(水)朱鷺メッセにて新潟大学令和3年度卒業式が2年ぶりに対面で実施されました。

本研究室では,M2が5名,B4が5名修了,卒業となりました。
M2は4名とB4は2名は4月から社会人となります。それぞれでの活躍を期待しています。
帰ってきた際にはOB/OG会でいろいろ話してくれたらうれしいです.
そして,進学組は4月からまた研究を頑張っていきます!卒業生,終了生の皆様、おめでとうございました!

 

~受賞のお知らせ~
本ラボ卒業生2名が学位授与式にて各種賞を受賞しました.

  • 小林栄裕
    新潟大学工学部学位成績優秀賞
    電気学会東京支部電気学術奨励賞
  • 北村帆高
    新潟大学工学部卒業研究優秀賞「標高差を考慮したグラフ動的モード分解による河川水位分布予測」
    新潟大学工学部グローバル人材特別賞優秀賞 金賞