研究室について

 カンボジアの交差点にはあまり信号がありません。多くの人たちはオートバイを使って移動しています。もちろん車も走っていて、トゥクトゥクと呼ばれるオートバイに客席をつなげたオート三輪車がタクシー代わりに盛んに行き来しています。そんな状況ですが、事故を目にすることはありませんでした。短期の滞在で偶々かもしれませんが、交差点や合流地点では各運転者がスピードを落とし、自然と譲り合いが起き、うまく機能しているのです。翻って日本を見てみると、主要な交差点には信号があり、交通標識が至るところにあります。でも結構交通事故が起きているように思われます。信号や標識は車、すなわち私たちの行動を制御しているのですが、同時に私たちの思考までも制御されています。信号が青、もしくは黄ならば進んでも大丈夫。標識が目に入らなければ何も制限されているものはない。思考停止という負の制御がかかってしまっているのです。

 山﨑研究室ではこのような思考停止にならないように、ルールをあまり設けず自分で考えることを求めています。最低限のことさえすればいい、という考え方ではそのうち交通事故に遭います。周りの状況を見て、自分の置かれた立場を考えて、自ら行動できる人間になってもらいたいと考えています。

知能情報システムプログラム3年生の皆さんへのメッセージ

 第4タームに「研究室体験実習」=いわゆる仮配属があります。仮配属ですが、引き続き4年生になっても所属してもらえると嬉しいです。当研究室の研究テーマは多岐に渡っていますが、基本的にセンシング技術でデータを集め、如何にデータから情報や知識を引き出すかを「自分で考える力」を養ってもらうための研究を行ってもらっています。情報や知識を引き出すには、その目的があるわけで、目的の設定の仕方も「従来研究の調査」を通じて決めなくてはなりません。こちらから研究テーマを与え、言われた通りにプログラミングや実験をして、出てきた結果をうまくまとめるような研究もありますが、当研究室はできる限りそのようなやり方をせず、「自分で考える」という点に力を置きます。当然一人で考えても行き詰まるだけなので、先輩や同級生とディスカッションして、私と週1回の研究打ち合わせをすることで考えを洗練していってもらいます。これで本当の意味の「コミュニケーション力」も身に付くと思います。なんとなく面白そうではなく、それなりの覚悟を持って当研究室を選んでもらいたいと思います。

研究室の先輩から3年生の皆さんへのメッセージ

・多種多様な領域と、情報工学を結びつけた研究ができます!(博士前期課程2年生)

・各部屋に各学年が混在しているため、様々な意見をもらいながら研究ができます!(博士前期課程1年生)

・先生の秘書も会話に参加する、”アットホーム”な雰囲気の研究室です!(学部4年生)

・フレックスタイム制なので研究時間は自分で配分!計画力が鍛えられます。(学部4年生)
 (コアタイム制ではないです。ただ誰がどのくらい大学に来ているかはみています。あまり大学に来ない人は伸びません。というか、中退のケースがあります。社会人の一歩手前として扱い、自立心を高めてもらいたいと思います。【山﨑注】)

 

 

文章を作ることについて

文章を書くためにはまず頭の中を整理できないといけません。これは研究会の原稿であろうと、論文であろうと、はたまた新聞記事であろうと共通した重要な作業です。ふと目にした新聞のコラムに以下のような記載がありました。

「取材で得た情報を必要なものと不要なものに分別し、必要なものを一つのテーマに沿って、重要度が高い順に並べ替える作業
何が必要で、何が不要か。全てが重要に思えて、取捨選択も交通整理もできなくなる。そんな迷路に何度も陥り、もがいてきた。」
2019年6月18日新潟日報「座標軸」より引用

論文を書く時にもこれと同じような道をたどります。何回も条件を変えて行った実験データの中で優先順を付け、有用なものと不要なものとに分けなくてはなりません。ここで有用、不要はその論文で主張したことの裏付けになっているかどうか、という判断が必要です。論文を読んでくれる人が理解し、納得してもらえるかを考えて、論理を組み立てなくてはなりません。足りないところがあれば追実験をしなくてはなりません。

私も何度も迷路に陥り、時には遭難(論文不採録)もしました。

 


研究室キャラクタが誕生

こんにちは!山﨑研究室公式ゆるキャラのスマトラくんです。山﨑研究室の一員として、スマートライフの実現を目標に活動しています。尻尾の先に付いているのは、超スマートなセンサ、略して”スマセン”!スマセンを活用して、世の中の動向や研究アイデアを日々集めています。学生や企業の皆さん、スマートライフの実現を目指して、一緒に研究してみませんか?

 

研究室発足当時の研究室紹介動画

主な年間行事

日時 内容 備考
4月 4年生研究室配属 歓迎コンパ
7月 研究合宿 選抜により参加者決定
8月 オープンキャンパス Demo or Die
9月 全国大会(発表)  
10月 支部大会(発表) 4年生でも発表可
12月 3年生研究室仮配属  
12月 大掃除 大忘年会、ビジネススキルアップ表彰
1月 修士1年生中間発表会  
2月 修士2年生修論発表会  
2月 4年生卒論発表会  
3月 修了式、卒業式 研究室追い出しコンパ

卒業生の進路

山形県庄内町役場、(株)コーエーテクモホールディングス、NTT東日本(株)、(株)QES、データコム(株)、東邦ガスエンジニアリング(株)、セイコーエプソン(株)、(株)NTTデータMSE、(株)グランゼーラ、秋田県庁、東芝デジタルソリューションズ(株)

(株)ベーシック、ウォーターセル(株)((有)穂海農耕)、プログレス・テクノロジー(株)、日本電気(株)、(株)パーソンリンク、(株)日立製作所、キヤノン(株)、キヤノンイメージングシステムズ(株)、中部電力(株)、(株)ミマキエンジニアリング、(株)アマダ、(株)LIXIL、(株)ジーシーシー、凸版印刷(株)、(株)メイテック、(株)ブレインパッド、NECソリューションイノベータ(株)、(株)システムスクエア


研究室配属学生の出身(研究室発足以来の通算数 58名)

新潟 20、山形 4、秋田 7、富山 4、長野 2、福島 4、宮城 2、群馬 2、栃木 3、北海道 2、三重 1、四川省(中国) 1、江蘇省(中国) 2、山東省(中国) 1、モンゴル 1、スランゴール州(マレーシア) 1、ルイジアナ州(米国) 1

考えよう

言葉はコミュニケーションツールであるとともに思考です。
いい加減な言葉を使っているということは、いい加減な思考しかしていないことです。
外国語(英語)で書く、話すができるということは、外国語(英語)で思考ができるということです。
翻訳アプリに頼ってはいけません。翻訳アプリが使えても、外国語ができるわけではありません。