人間理解プロジェクト

対面コミュニケーションにおける印象の分析

 人と対面するコミュニケーションは日常生活の様々な場面にありますが、入試や就職活動の面接は特に重要な機会であります。どのように相手の人によい印象を与えることができるのか、人間が実際に行う判定を基にモデル化し、適切なアドバイスを与えることができるようなサービス開発を目指しています。

 本研究では面接を想定した動画を収録し、それを面接者の役割となる評価者にSD(Semantic Differential)法という手法で評価してもらいました。SD法の評価結果を主成分分析した結果、主要な主成分として第一成分と第二成分が抽出され、それをSD法で用いた形容詞毎に表示したものが図4です。第一主成分は安定性、第二主成分は力量性に関わっていると解釈しています。

目標イメージ

図4 対面コミュニケーション動画のSD法による評価結果を主成分分析を行った結果