消波ブロック据付シミュレータ (3D-BW)

ICTによる工事作業の効率化

 長い海岸線を有し冬季の季節風による波浪の影響も大きい新潟県においては,消波や根固めブロック等の使用機会が多い.これらの工事は,新設に比べ効率かつ安全な作業を行うためには長い経験が必要となる.一方でブロックは工事毎に形状,材料,重量が同じであることから,コンピュータ上でのシミュレーションがしやすい.これらより,人材不足という問題対策のため,経験の浅い技術者・技能者のための異形ブロック据付補助システムを開発し,技能者等の早期の育成を目的とするものである.あわせて大学と企業との連携により,フィールドおよび研究者の相互提供を通じて,研究の促進と早期の社会実装,ITの人材の育成を図る.

本研究で開発した消波ブロック据付シミュレータ(3D-BW)の紹介動画 (2023年バージョン)