化学システム工学プログラムについて化学システム工学プログラムについて

化学システム工学科は,応用化学科と化学工学科を母体として設立されました。単に応用化学と化学工学を足し合わせた学科ではありません。人々の幸福に貢献するために化学の知識と深めるとともにその知識を統合して問題を解決できる総合的能力を備えた人材を養成することを目標としています。そのために,応用化学と化学工学の基礎を基盤として,応用化学あるいは化学工学に関する高度の専門性を養う,いいかえると,化学に関する分野に対して広い視野と高度の専門性を持つ化学研究者・化学技術者を養成するための教育・研究を行う学科として「化学システム工学科」という名称を名付けました。

「化学システム工学科」という学科は新潟大学が最初に日本で最初に設立されました。その後,東京大学など多くの大学で「化学システム」という名称が使われるようになりました。新潟大学工学部化学システム工学プログラムは,化学が関連する分野において人類に貢献するために「知」を探求するとともに「解」を創造するために総合的な教育・研究を行っています。

化学システム工学プログラムの理念化学システム工学プログラムの理念

化学は、エネルギー資源やあらゆる分野で必要とされる材料を創製・供給すること、および、環境汚染を防止し、環境を修復することにより人類の安全、健康、福祉に貢献する使命を担っています。

人類が21世紀を越えてさらに発展してゆくためには、材料の機能を極限にまで高めるとともに、材料の合成、製造、使用、廃棄のすべてに関して枯渇性資源の消費量を最小化する高度循環型社会を構築し、人間活動に伴う環境インパクトを最小限に抑える必要があります。またこれと同時に、人類の健康や福祉など生活の質的向上も達成しなくてはなりません。

新潟大学工学部化学システム工学プログラムは、このような課題を21世紀中に解決すべき最重要項目として認識しています。化学システム工学プログラムは、新潟大学工学部の理念を踏まえ、上述の課題を解決するための研究を推し進めるとともに、これらの課題を解決するために必要となる総合的判断力と専門的問題解決能力を備えた化学技術者・研究者を育成することにより、人類の幸福に貢献します。

化学システム工学プログラムの近況化学システム工学プログラムの近況

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化学システム工学プログラムの特徴化学システム工学プログラムの特徴

実務や社会との連携を教育に取り入れています。

化学システム工学プログラムには「応用化学コース」と「化学工学コース」の2つのコースがあります。2年生第1学期までは応用化学と化学工学の基盤を学生全員が学習します。2年生第2学期から,それぞれのコースに分かれて専門的な問題の解決能力を養成します。その結果,物質の本質を見極める洞察力,化学を応用する創造力,夢を実現する問題解決力をバランス良く身につけることができます。このため,自分の専門能力を自分で展開できる力が身に付きます。

カリキュラム編成

「化学システム工学」という名称は新潟大学が最初です。

我々は,化学についての基盤をしっかり持って,その上に高度な専門的能力を持つ人材を養成することをめざしています。このような人材を養成するために学科名を「化学システム工学科」としました。当学科の卒業生は「エンジニアリングセンスを持った応用化学者」であり「ケミカルマインドを持った化学工学者」です。

このような先見性は,東京大学など「化学システム」という名称を使った学系や学科が現れてきたことからも明らかです。

応用化学コースも化学工学コースもJABEE認定プログラムです。

2005年に応用化学コース,化学工学コースともにJABEEの認定を受けました。入学生,編入学生ははどちらのコースを学んでも世界的に通用する技術者教育を受けたことになり,米国,カナダ,英国,オーストラリアなどの工学系大学の卒業生と全く同じ資格が認められます。(留学しなくても留学したと同じ資格が認められます)

JABEE対応について

実務や社会との連携を教育に取り入れています。

「工場見学(2,3年次)」の他にエネルギー講演会,化学技術講演会,第一線の研究者や研究者による「技術者講演会」などの特別講義を開催しています。

優秀賞や学生海外派遣など優秀な学生を支援しています。

プログラムでは成績優秀な学生を卒業時に表彰しています。学部では「卒業研究(設計)優秀賞」「トップグラジュエイツ」などの表彰,大学では「入学試験成績優秀者」,「年間学業成績優秀者」などの表彰を行っています。

教員は常に教育改善に取り組んでいます。

学生の質問に対するケア,授業アンケートに基づいた授業の改善などに学科全体で取り組んでいます。JABEEの審査では,教育改善に関する評価は全項目が”A”でした。

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