化学システム工学プログラムは、応用化学コース、化学工学コースともに2005年度から認定を受けています。2012年のJABEE認定基準の改定に伴って2016年度から応用化学コースと化学工学コースを一つにまとめて全体を一つのプログラム「化学システム工学プログラム」に変更しています。
本プログラムに入学した学生は、2年次第1学期終了時に「応用化学コース」と「化学工学コース」に分かれてますが、全員がJABEEプログラム修了生となります。(~2028年3月卒まで認定)
JABEEでは技術者とは研究者を含めて科学技術に関わる専門的職業に就く人を指します。JABEE (Japan Accreditation Board for Engineering Education, 日本技術者教育認定機構、通称 ジャビー)は、大学や高専など高等教育機関で行われている技術者教育活動の品質が国際的に通用する水準にあることを認定する機関です。JABEEの認定を受けた教育プログラムの修了生は技術者・研究者として活動するために必要な知識や能力を身につけていると評価されます。また、技術者教育の実質的同等性を相互承認する国際協定に加盟が認められており、JABEE修了生は加盟団体23(アメリカ,カナダ,英国,オーストラリア,アイルランド,ニュージーランド,香港,南アフリカ,日本,シンガポール,大韓民国,台湾,マレーシア,トルコ,ロシア,インド,スリランカ,中国,パキスタン,ペルー,コスタリカ,メキシコ,インドネシア)暫定加盟団体6(バングラデシュ,フィリピン,タイ,チリ,ミャンマー,サウジアラビア)の工学教育修了生(学部卒業生)と同等の資格を得ます。
化学システム工学プログラムは、応用化学コース、化学工学コースともに2005年度から認定を受けています。本プログラムの卒業生はJABEE修了の要件を満たす必要がありますが、上記の国の工学系卒業生と同じ資格を持ちます。つまり、上記の国に留学したことと同じです。
日本では「技術士」という国家資格があります。これは、その人が科学技術に関する高度な応用能力を備えていることを国が認定するものです。技術士になるためには、第二次試験を合格して技術士会に登録する必要がありますが、第二次試験を受験するためには第一次試験を合格して実務経験を積む必要があります。JABEE修了生はこの第一次試験合格者と同じ資格を持ちます。
技術者にとって技術士は重要な資格で、多くの企業で資格取得と奨励しています。「技術士という資格を励みとして自分の力を伸ばしたい」人は企業にとって魅力的な人材です。
「応用化学コース」と「化学工学コース」ともに、化学システム工学プログラムの学習・教育目標に従います。
表は横にスクロールできます。
基準1の(1)→ ↓学習・教育目標 |
(a) | (b) | (c) | (d) | (e) | (f) | (g) | (h) | (i) |
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(A) | ◎ | ○ | |||||||
(B) | ◎ | ||||||||
(C) | ◎ | ○ | |||||||
(D-1)応用化学 | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
(D-2)化学工学 | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
(E) | ◎ | ○ | |||||||
(F) | ◎ | ◎ | |||||||
(G) | ◎ | ◎ | ◎ |
* 各学習・教育目標[(A),(B),(C)…] が基準 1の(1)の知識・能力[(a)~(h)]を主体的に含んでいる場合には◎を、付随的に含んでいる場合には○ を記入する。