新潟大学工学部
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MECHANICAL AND PRODUCTION ENGINEERING
電気電子工学科 教育プログラム・カリキュラム
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授業紹介
電気電子工学実験I〜IV
講義で得た理論や知識を確認し、理解を深めるための科目です。基礎的な事項から始まり、徐々に電気エネルギー、電子物性デバイス、通信システムの各専門分野に関する実験を行います。実験データを処理し、議論や討論を行い、文献を調べ考察していくことで、専門知識や技術をよく身につけることができます。また、第三者に理解しやすい報告書を作る訓練も行います。
電気回路I、II
電源回路の内部の写真
電源回路の内部の写真
電気回路は、抵抗、コイル、コンデンサなどからなる交流回路の基礎を学ぶもので、1年生から履修を始めます。電気電子工学科の学生には特に重要な科目のひとつで、電子回路や論理回路、制御工学といったより専門性の高い科目を学ぶ上で、電気回路の基礎がしっかりと身についていることが必要です。そのため、講義の進度にあわせた演習科目も合わせて開講しています。
電子回路I、II
携帯電話の内部の写真
携帯電話の内部の写真
携帯電話は多数の集積回路から出来上がっています。現代社会における最も高度な知的創造物のひとつではないでしょうか。
携帯電話、テレビ、パソコンは言うに及ばず、自動車や航空機などの輸送機械、天気予報や腫瘍診断、道路や高層ビルなど、電子回路はあらゆるシステムに使用されます。JRのSuicaも電子回路です。そんな電子回路を基礎から学んでゆきます。電子回路は作曲に似ていると思います。どちらも必要な基礎知識はさほど多くありません。が、作品の構成には無限の可能性があります。基本は簡単ですが、しかし、時代の要請に応え、人を感動させる作品を作ることは容易ではありませんし、それを成し遂げることには大きな悦びがあります。
高電圧工学
マルクスジェネレータ
マルクスジェネレータ
1,500kVインパルス電圧発生装置
高電圧工学は、主として多量の電気エネルギーを送るための送電・変電機器を対象に進展してきました。しかし、最近、送電電圧が1000kV級のUHV (Ultra High Voltage)の一部の試験運転が行われたことにより新たな局面を迎える一方、昨今は産業用や実験用に高電圧・大電流による注入パワーの増大、高電圧・ 大電流の作用を利用する機器の開発が目覚しいものとなっています。この科目では、高電圧・大電流の分野における最近の進歩発展を背景として、高電圧及び大電流現象を学び電気電子工学技術への応用や問題点を理解し、問題点の解決方法と安全面の対策について習得します。
プログラミング
プログラミングの授業の様子
プログラミングの授業の様子
コンピュータは現代社会において欠かすことのできない道具です。いま、あなたはパソコンや携帯電話の画面でこのページを見ていませんか?デジタル家電、自動車、ロボット、産業機器に医療機器。エアコン、洗濯機、電子レンジにお風呂に玩具。気が付けば私たちはコンピュータに囲まれて生活をしています。この科目では、人間がコンピュータに命令を与え正しく動かす方法や高度な機能を実現するために他の人と協力して開発する方法を学習します。
研究紹介
有機エレクトロニクスと電子デバイス基礎・応用研究
新保 一成 教授(電気電子工学科)
新保 一成教授 有機材料を用いたエレクトロニクスの基礎的な研究は、1970年代から長く行われてきましたが、最近になって液晶ディスプレイや有機ELなど身近な所での応用が進んできており、益々活発な研究分野となってきています。有機デバイスは、これまでのシリコン系の無機デバイスとはまた違う利点を持っており、分子を組み立てていくことによりデバイス化を行うため、曲げ伸ばしのできるフレキシブル化、印刷技術によるデバイス化もでき、さまざまな可能性を秘めています。
 我々は特に、金属薄膜表面近傍に励起する"表面プラズモン"を用いて、有機薄膜・デバイスの高感度評価技術の開発を行っています。また、表面プラズモンの励起により大きく強められた電界を利用した、次世代高効率有機デバイスの基礎・応用研究を推進しています。これらの具体的な応用例としては、有機太陽電池、有機FET、バイオセンサーなど多岐に渡ります。
真空装置を用いた有機デバイスの作製真空装置を用いた有機デバイスの作製
透過型表面プラズモン共鳴バイオセンサーの測定系透過型表面プラズモン共鳴バイオセンサーの測定系
超伝導応用に関する研究
小川 純 准教授(電気電子工学科)
小川 純 准教授1911年にオランダのKamerlingh Onnesにより、ある物質を冷却していくことにより電気抵抗がゼロになる超伝導現象が発見されて以来、超伝導に関する技術は目覚ましく発展を遂げています。現在、超伝導技術が使われている機器としてはMRIなどの医療機器、リニアモーターカーなどの輸送機器などがあります。
 超伝導は電気抵抗がゼロになる現象に加え、ピン止め力による磁束の保持、ジョセフソン効果など超伝導特有の特殊な現象が存在し、“超伝導でなければできないこと”を研究することができる分野といえます。また、工学的な立場で考えると『電流密度が高い』、言い換えると狭いところにたくさん電気を流すことができる特徴があり、一般的に使われている銅線の10倍以上の電気を流すことが可能です。この特徴を生かし、電力ケーブルや発電機などの電力設備を超伝導化することが期待されています。しかし、ここで大きな問題となるのがほとんどの電力機器は交流で使用されており、この場合には交流損失と呼ばれる損失が生じてしまうことが問題となっています。
 我々の研究室では、高温超伝導と呼ばれる液体窒素温度(−196℃)でも超伝導状態を維持できる超伝導体を中心に、交流損失特性の評価・低減に関する研究を行っています。交流損失は非常に小さい損失なので測定することは非常に難しく、テクニックとセンスが必要な研究です。超伝導化による様々な技術革新に向けた研究を行うことにより、電力分野のみならず医療、産業、輸送、環境、通信分野など様々な分野への応用が期待されています。
ピン止め効果による永久磁石の浮上の様子
300Aが通電できる高温超伝導線と銅線の断面の比較
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