電子情報通信工学は現代の高度科学技術社会を創成し,その進歩を加速させるうえで極めて大きな役割を果たしている技術基盤を形成し,豊かで成熟した未来社会の構築のために様々な視点から探求し,創造する最先端の学問です.電子情報通信工学の対象とする分野はハードからソフトに至るまで非常に幅広く,その知識や技術は多方面から求められています. 本プログラムでは,このような社会の要請に対応して,電気エネルギー開発・利用,電子デバイス,光エレクトロニクス,情報通信,信号処理,システム制御など,基礎から応用に至る幅広い知識と技術を学ぶことができます.
電子情報通信プログラムが育成しようとする自立した技術者像
工学部では,次のような素養を身に付けた優れた技術者・研究者を育成することを目標にしています(工学部案内パンフレットや工学部ホームページなどを参照してください)。
- ものづくりをたいせつにする心
- 豊かな創造力と柔軟な思考力
- 自主性と高い倫理観に支えられた実践力
教育プログラム
本プログラムの母体となる旧電気電子工学科では,平成15年度に「電力・エレクトロニクスプログラム(EEP)」と「情報通信プログラム(ICP)」の2つの教育プログラムがJABEE認定審査を受審し,認定されました.JABEE(ジャビー,日本技術者教育認定機構:Japan Accreditation Board for Engineering Education) は,技術者教育プログラムの日本における専門認定機関です. 技術者の高等教育課程のカリキュラムを国際的に通用するように審査・認定する機関ですこれにより,教育プログラムを修了した学生は,技術士資格(国家資格)の一次試験が免除されます.平成17年度以降の入学生からは,EEPとICPのふたつの教育プログラムが,ひとつの教育プログラムに統合されました.現在の電子情報通信プログラムも,従来からの日本技術者教育認定機構(JABEE)「電気電子工学科日本技術者認定機構認定プログラム」に即した教育を行っています.