Q&A
福祉人間工学科はなくなるのですか? 福祉人間工学科を受験したかったのですがどうしたら良いですか?
人間支援感性科学プログラムを受験してください(融合領域分野の中にあります)。
福祉人間工学科の名称はなくなり、平成29年度の入試からは募集がありません。しかし、福祉人間工学科で行われていた研究は、そのほとんどが人間支援感性科学プログラムへ(一部は知能情報プログラムへ)引き継がれます。研究内容に変更はなく、むしろ研究テーマが広く発展する部分もありますので、主担当教員と研究テーマなどをご参考頂き、入学を楽しみにしながら受験ください。
文系なのですが、工学部を受験できますか?
まずは受験科目をご確認下さい(前期日程の入試科目には数学や理科があります)。数学や理科で受験できない方でも、芸術やスポーツの得意分野を活かした推薦入試があります。その方は人間支援感性科学プログラムの推薦入試(C)を受験してください。
人間支援感性科学プログラムは、福祉人間工学科の教員と、教育学部の芸術(美術・音楽)、健康スポーツ分野を担当している教員の一部が融合して運営します。ですので、これまでの教育学部の新課程(すでに募集停止になっています)を目指していた美術、音楽、健康スポーツ志望の学生さんは、人間支援感性科学プログラムをご検討頂くのが良いと考えます。これまで「自分は文系だ」と思っていた学生さんも工学部で学べる分野ができたのです!
数学や物理が苦手です、文系でも工学部の授業についていけますか?
新潟大学工学部では、1年生は工学科全体で共通科目を中心に基礎を学び、2年生より各プログラムに分かれて専門科目を学びます。人間支援感性科学プログラムでは、プログラミングを必修科目とし、数学や物理は選択科目です。高校時代に数学や物理が苦手だった人も、大学に入ってから学びなおしてその先の専門科目に備えることができます。苦手な人のための科目も開講されます(リメディアル科目)。数学や物理は、難しいことは分からなくても、その考え方は広く科学の世界で役に立ちます。色々なことを整理して考える力、まとめる力、プログラミング、様々な実験に役立ちます。苦手意識を捨てて、取り組んでみて下さい。
工学部って面白いのですか?
融合プログラムである「人間支援感性科学プログラム」では、従来の工学部にある分野を超えて、医学、芸術(美術・音楽)、スポーツとの融合を実現しました。皆さんの持っている工学部イメージをはるかに超えた新しい工学部がここにはあります。面白いことを探しに行きましょう。
美術が得意です! ピアノ・声楽などの演奏、作曲が得意です! スポーツ競技には自信があります!活かせますか?
人間支援感性科学プログラムは、支援工学、生体医工学、脳神経科学を専門とする教員と、美術(絵画、デザイン、彫刻造形)、音楽(作曲、演奏)、健康スポーツの専門教員が融合して研究を進めます。美術、音楽、スポーツが得意な人、得意でなくても興味がある人も大歓迎です。美術、音楽、スポーツは生涯を通じで人の生活や健康、心を豊かにするものです。得意なこと、興味のあることを科学的に解明する研究、社会に役立つ製品や仕組みの開発を一緒に進めましょう。
文理融合とは何ですか?浅い知識しか身につかないのでは?
文理融合とは、文字通り文系と理系がその垣根を越えて融合することです。人間支援感性科学プログラムでは、教育系の教員と工学系の教員が融合し、新しいスタイルで教育・研究を展開します。学ぶ内容は「虫食い的に。広く浅く」ということではありません。プログラミンングを必須とし、学生本人の興味に合わせてコアを設定し、それを中心にした学習・研究を行います。
【履修のイメージ:プログラミング(必須)+コア科目(得意分野を活かす科目)+学問の幅を広げる他分野科目】
学問の幅を広げる他分野科目は、得意分野をサポートし、応用するときに役立つ科目となります。
例えば…
脳科学に興味がある学生(聴覚機能と脳科学、あるいは視覚系の脳機能を研究したい!)
履修モデル ブログラミング(必須)+ 支援・医工学のコア科目 + 音楽・デザイン科目
ピアノが得意な学生(演奏スキルあり、音楽で人の心を豊かにしたいなぁ~、音楽療法も興味あり)
履修モデル ブログラミング(必須)+ 芸術(音楽)コア科目 + 支援・医工学科目
スポーツが得意な学生(体を動かすのが好き、スポーツを科学したい)
履修モデル ブログラミング(必須)+ 健康スポーツのコア科目 + 支援・医工学科目
【企業様からの質問】
人間支援感性科学プログラムを卒業する学生は理系学生ですか?文系学生ですか?
理系学生です。
人間支援感性科学プログラムで学んだ学生は、ソフトウェア科学を必修科目で学び、プログラミングやフィジカルコンピューティング等の情報リテラシーを身につけます。さらに人間支援医工学、スポーツ情報科学、感性科学を学びます。これからの社会で必要とされる社会実装力、応用力などを身につけて卒業します。これまでの福祉人間工学科の卒業生と同程度、あるいはさらに幅広い知識や技能を学んだ学生が社会に巣立つとお考え下さい。