2024年度 教育・学習成果発表会
2025年2月15日、工学力教育センター開講科目の「ものづくりプロジェクト」「スマート・ドミトリー」「G-DORM」の1年間の成果を発表する 「教育・学習成果発表会」を開催いたしました。各取組の受講生約160名と、外部専門家で構成される「100人力ネットワーク」の皆様、教職員、関係企業、卒業生が参加し盛大に行われました。
午前の部では、今年度20周年を迎えた工学力教育センターの創設・発展にご尽力いただいた、新潟工科大学学長田邊裕治先生より、「工学教育、技術者教育を振り返って―工学力教育センターにおけるものづくり活動(創造プロジェクト)に関わって―」と題しまして記念講演を頂きました。
午後の部では、受講学生による各グループの口頭発表の後、会場を移してポスターセッションが行われました。参加された皆様からは、「実物を展示してあるところが多く、活動のイメージがしやすい発表が多かったのが良かった。」「ポスターセッションで相互セッションができて良かった。」「学生が皆熱心である。活発な意見交換ができた。」といったご意見があった一方、「ポスターセッションの時間が短く、すべての発表を満足に聞くことが難しかった。」といったご意見もございました。また、外部より参加された方から口頭発表とポスターセッションを合わせて良いと感じたグループへ投票いただき、最も得票数の多かったCANSATプロジェクトが工学力教育賞を受賞しました。
100人力ネットワークの皆様からは学生に対して「若い時は興味のあることにチャレンジする権利がある。学生の時は失敗することができる。しかしながら同時に失敗を次につなげる覚悟が必要である。大いに失敗し、次につなげてほしい。」「常に新しい知識を入れなければいけないと思う。さらに、得た知識は大いに使って役立ててもらいたい。」「アイディアを実用化するにはとても高いハードルがある。実用化まで行けていないのが現在の日本の弱い所だと思う。皆さんには頑張って、これらのアイディアを実用化まで見据えて進めて欲しい。」などといった様々な観点からのアドバイスとエールを頂きました。












教育・学習成果発表会アンケート集計結果
教育・学習成果発表会について、ご参加頂いた皆様にアンケートを取らせていただきました。一部抜粋して掲載させていただきます。
- 全体的に成果も見せながら、元気よく発表していて好印象だった。
- 以前と比べてすべてのグループでプレゼン力が格段に進歩していて、素晴らしかったです。
- 学生のレベル(技術力)が高いと感じた。一方、目的の設計が甘い部分もあった。
- 研究が継続、持続するための取り組みや問題点なども報告できる時間があると良いと思う。
- 起業関係のプロジェクト、ビジネス寄りの発表があったことが良かった。社会人としてビジネス的な観点でのフィードバックが可能だと感じた。
- 学生の主体性が伝わってきた。また、イキイキしているところが良かった。
- ポスターセッションで相互セッションができて良かった。
- 継続しているアイテムと新しいアイテムの共存が良かったと思います。
- 学生が皆熱心で、活発な意見交換ができた。
- 社会的ニーズをテーマにした研究が多数見受けられた点が良かった。学生の感性が広角で、しかも深いことも驚きでした。