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2020年度 教育・学習成果発表会

 2021年2月13日(土)、工学力教育センター開講科目の「ものづくりプロジェクト」「スマート・ドミトリー」 「G-DORM」の受講学生を対象に、2020年度の教育・学習成果発表会が開催されました。 今年度は新型コロナウィルスの影響で完全にオンラインで開催され、100人力ネットワークの皆様・ G-DORM関係企業の皆様・学生・教職員はそれぞれ自宅などの離れた場所から参加しました。総勢170名ほどが参加し、 遠方でなかなか参加できなかった方の参加もありました。
 各プロジェクト・グループのプレゼンテーションの後、ブレークアウトセッションを用いて、個別の質疑応答を行いました。 100人力ネットワークの皆様、G-DORM関係企業の皆様からは、「スライド共有などのオンラインの特徴を生かしたいい発表会だった」 「オンラインのため声が聞き取りやすく分かりやすく感じた」「リモートでも十分な意見交換ができた」といったご意見があった一方、 「実験や開発品の現物をじかに見れないのが残念」といったご意見もございました。
 また、学生発表終了後は,100人力の今後の在り方を含む、工学力教育センターの活動全般について、 100人力ネットワークの皆様と教職員が意見交換を行いました。



教育・学習成果発表会アンケート集計結果

 工学力教育センター開講の各科目に関することや、教育・学習成果発表会について、100人力ネットワークの皆様にアンケートを取らせていただきました。 アンケートで頂いたご意見を一部抜粋して掲載させて頂きます。

●ものづくりプロジェクトの学生発表や活動に関することについて
  • 皆さんが自分達の創意と工夫を基に、実際に自分達の手を使ってモノを作る経験と言うのは大変貴重です。
  • 全体にレベルが向上していると感じました。特に1年生が良くやっていると思います。
  • いずれも学生の皆さんの取り組みへのエネルギーを感じさせてもらいました。開発過程では関連する企業との連携があると検討や開発活動の幅が広がり、より実用的なゴールに近づけられると思います。
  • 継続しているプロジェクトが多いが、その中でも少しでも新しい視点を入れようとしている努力はコロナ感染という厳しい環境下にあることを考えると立派な取り組みだと感じました。
  • コロナ禍の環境の下、技術継承を如何に実現するかについて、クラウドサービスを利用して情報共有を図っていたことは、非常に評価できました。クラウドを利用した方法は非常に良いと思いますので、是非、他のグループでも、真似をしたら良いと思いました。
  • プレゼンの多くは上手でした。学生の良い経験になったと思います。しかし、なかには緊張して思うように話せなかった人もいました。どのようにフォローするのか(フォローの必要性も含めて)意見交換してはいかがでしょうか。
  • コロナ禍で各種のイベントが中止になる中での活動で、全てのプロジェクトの活動に労苦がにじんでいました。しかし、その時期に今までの経緯或いは成果を纏め、次への引継ぎを意識した諸活動がほとんどのチームで実施されていたことに大きな評価をしたいと思います。あるチームは、次の活動のスタート時点を高めるとの目的、あるチームは次世代の完成までの時間の短縮を目的としていたが、いずれも技術の共有化を志向しており、将来の成長に期待したいと思います。
  • 感染症対策のため、今までのような活動ができない中、各プロジェクトともに工夫を凝らし、少しでもプロジェクトを前進させようと努力していた点が評価できます。コンペティションが開催されにくいなか、モチベーションの維持が難しいと思われるが、リモート環境を活用し次につながる活動を模索してほしいと思います。
  • 長期間進めてきたプロジェクトのためか、全般的に完成度が高いと思います。逆に新奇なアイデアとか発想の転換が難しい局面が散見されます。
  • 1年生への教育目的のための資料作りや今までのノウハウの纏め等、実践的なことができない分有意義なことができたと思います。これは以前から私も重要なことと思っていたので、コロナ後も続けていくことによりノウハウが後輩に引き継がれていくことでしょう。
  • コロナ禍のため、実際に作らなくとも構想、設計段階で綿密に考えていくことを学んだチームもありました。これは無駄な試作をせずに済む分、費用も抑えられると思うので今後も工夫していってほしいと思います。
  • 他大学との協力など今までになかったやり方だと思うので、今後も期待したいです。
  • 技術の伝承をこの時期に上手く活用している、活動計画・予定をお互い連絡して有効活用している、年々資料やデータの活用が向上し、説得力が増してきていると思います。
  • コロナ禍で、成果発表する機会が失われるなど、目標設定が難しい中でも、地道に進めていることに感銘しました。
  • 発表内容の項目、順序を再検討すべき。また目的、目標の説明が不十分なプロジェクトがあった。論理的思考と説明の訓練が必要と思います。
  • まず昨今の新型コロナウィルス感染の影響を受け、今年度は諸活動を行う上で大きな障害となったこと、誠に残念であったと思います。この状況の中で、従来から継続されてきたテーマが順調に進捗されていることが印象に残りました。「継続は力なり」という格言もございますので、是非今後もさらなる進展を期待しています。
  • 当初に比べて、プレゼンテーションも全体として大変旨くなりました。本枠組みの当初からあるプロジェクトについて言えば、現在の担当者は当初の担当者とは世代が異なる。当初の課題はそれなりに解決され現在に至っていると思いますが、それらが文章化されて引き継がれていることが重要であります。プレゼンテーションでは、これまでの達成点を踏まえて、現在の課題、問題解決などが要領よく示されることが望ましいと思います。
  • コロナ禍で大会の中止などモチベーションの維持が難しい状況でのご苦労が感じられました。対面活動ができない中で後輩への教育、技術伝承、スケジュール管理などよく活動されていると思います。スケジュール管理などの手法を取り入れるとさらに良くなると思います。
  • 「ものづくり」をするプロジェクトはコロナ影響が強く進めづらかったと思います。そんななかでも設計検証や過去の振り返りなど工夫やりくりで取り組んでいる姿勢に関心いたしました。ドキュメントを作成するのも大切なことですので、よくやっているなと思いました。
  • 「ものづくり」には伝承が不可欠です。これまでは前年からの「申し送り」や発表資料程度でした。「今後の持続的な活動のための資料作り」「1年生教育」に期待します。
  • 失敗から学ぶ 成果の報告だけでなく「失敗の分析・報告」を加えるべきと思います。失敗の報告を残すのは企業でも難しいのですが、学生の時にこそ失敗を分析・報告して下さい。
  • 作業の分担だけでなくもう一歩踏み込んだ技術連携を目指して下さい。

●スマートドミトリーの学生発表や活動に関することについて
  • 実践的な活動で成果もでていると感じました。
  • 社会課題設定のアプローチも良く、外での活動が制約される中、実験はどうやって行ったのかと思うプロジェクトとまだ取り組みが不十分のプロジェクトとも少しあったと思いました。継続できるものは継続して欲しいと思います。
  • いずれのプロジェクトも着実な進展がみられたと思います。一部の研究テーマは特許等による技術の権利化を積極的に図ったらよいと思います。
  • 昨年度の成果からあまり進展していないように感じられる活動もありましたが、感染症対策のため致し方ないと思います。今後の成果に期待します。
  • 斬新なアイデアでのテーマが多く、期待をしています。ただ、実用化の場面での経済的、経営的な検討を行う場合、現在のスタッフでの力量に不安があります。
  • 以前からのテーマで後輩への引継ぎなど成果も上がっている様子で、良かったと思います。各テーマはSDGsに結び付いた重要なものもあり、今後も継続していくことを期待したい。
  • 実験やその数値の表現を上手く使う技術は向上してきたと思います。学部混成での研究は必ず良い結果が生まれると思います。
  • 多くを、直接見られませんでしたが、今回訪ねた研究テーマでは、工学のみでなく、今後の社会課題を解決しようという意欲が感じられ、今後に期待されます。
  • 科学研究の報告として適切な研究テーマもあったが、中にはもう少し説明が欲しいテーマもありました。
  • 一部のテーマの研究成果を事業化に繋げようとした場合、更に何を検討せねばならないか、この研究テーマを例題にして調べてもらってはどうでしょうか。学生さん達に商品開発の基本を学んで頂く良い機会になるのではと思われます。
  • 科学技術分野の課題解決においても発想の多様性が求められることから、文系の学生さんが参画されることは有意義と思います。
  • コロナ感染で問題になっている「蜜」の解消のための、混雑の可視化はタイムリーなテーマであったと思います。
  • 一部の研究テーマは地球環境保全の観点で、素晴らしいテーマであったと思います。世界レベルでEV車や水素自動車への変換が進む中、何が技術的な課題なのか、もう少し突っ込んだらより高い成果を生んだと思います。
  • 活動期間の長いテーマで良く取り組まれており、興味深く聴講できました。プレゼンテーションのスキルも年々高くなってきています。他学部からの参加しているグループもあり今後の活動に期待します。
  • 新潟らしさや地元密着型的なテーマは興味深いです。テーマ発掘は容易ではないと思いますが新潟ネタでジャンルを増やしていただけるとよいと感じました。
  • 新しく展開するテーマについては、その技術背景と社会性の説明資料が欲しいと思います。持続しているテーマについては前年までの発表資料などをWebでアップしてもらうと予習できると思います。

●G-DORMの学生発表や活動に関することについて
  • 実際の企業の製品に関する海外でのマーケッティング活動というのは学生時代にはあまり経験できないことだと思います。自分達が将来開発した製品も同様に市場に受け入れられる必要が有る訳ですから、技術の枠に閉じこもりがちなエンジニアには良い経験だと思います。
  • 今後、欧米との交流を強く希望します。
  • メコン地域に行けなかった環境下は残念だと思いました。その中でカウンターパートの学生さんと、インターシップ先の企業とのやり取りが、全体としてあったのかどうか気になりました。できれば現地で企業とカウンターパートの学生さんと一緒に調査、ディスカッション、提案ができれば理想だったと思います。
  • インターンシップ制度を活用して、東南アジア諸国へ各提携先企業の商品を如何に売り込んでいくか、という活動であったが、日本との物価・生活水準の差が大き過ぎて、正直、学生さん達が取り組むには難課題のように感じました。しかしながら、海外学生との交流は、それだけで充分価値あるものであり、今後も是非、継続して活動を推進して頂きたいと思いました。
  • 企業と一緒に、このようなプロジェクトに取り組めるのは、学生にとって貴重な経験でしょう。様々なことを質問しましたが、学生にとっては思いもよらない質問だったようです。様々な視点があること、様々な評価があることに学生が思いを深めてもらえればうれしく思います。
  • 参加学生の苦労が偲ばれます。何れも日本と彼国との文化、民俗の違いに驚き、彼の国で活動していくための自己変革を経験したのは素晴らしいと共に、今後のメンバー諸氏の大きな武器となると思います。商業的な卸―小売りの形態を、おそらくは卸の中間マージンの削減に苦慮し、SNSを駆使するマーケティング手法を編み出した事例があったが、これこそが現場からボトムアップで生まれてくる創発的戦略の典型であり、若い世代の大きな強みと思います。
  • いずれのチームにおいても、リモート環境のみで、よくここまでの発表内容に纏め上げたと感心しました。中には、もう少し踏み込んで考察してほしいテーマもあったが、直接、現地に行ったり、現地からのインターン生と話したりしなければ、議論が深まらないものと思われます。感染症が一段落したら、これまでの活動に復帰することを期待します。
  • いろいろな面での海外経験は学生さんに得難い大きなメリットを与えると思います。
  • 4チームとも燕市の企業と協働でメコン地域の国に提案していくということでしたが、ネット環境だけでは具体性やインスピレーションの点で難しかったのではないかと推測されます。4チームとも食に関する製品の販売だったことは偶然、それとも話し合いがあったのでしょうか。各チームともそれぞれの国の事情、情報環境なども考慮して、販売するところまで考えていたのは良かったと思います。
  • グローバル化の昨今是非とも強化し、継続したい教育であると思います。本来、海外留学する形で交流をしてゆきたいと思い、参加した学生の方も多いのではないかと思いますが、オンラインでも、しっかり発表まで積み上げてきており、素晴らしいです。ぜひ、大学としても、今回留学できなかった方に、今後このつながりを切らさず、新たな機会につなげていただければと思います。
  • 海外の学生との協業を通じ、自分達とは異なる発想と感じた点があるなら紹介して欲しかったです。
  • 各国トップレベルの大学の優秀な学生の皆様と、英語でコミュニケーションを取るだけでも大きな将来の糧になると思います。また世界との人脈ネットワークを構築するチャンスですので、今後も是非継続されたらと思います。
  • 初対面のバーチャル会合に、どれだけの成果が見込めるのか良く分からない。近い将来の対面会合の実現を願うと共に、その成果に期待したいと思います。燕市にある同じ分野の4社にアクセスできたことは、相手方4者の対応を比較検討が出来ることから、大変好ましい組み合わせに思います。それぞれの相手方からの反応が待たれます。
  • 国際交流の取り組みとしてそれぞれカルチャーショックもあったと思うが、その辺の苦労も聞きたかったです。SWOT分析、マーケッティングなどビジネス手法の活用は今後の糧になる思われます。
  • 「オンライン留学」の実情がわかりました。勉強になりました。頻繁にWebでコミニュケーションをとって実際に現地へ渡航する時間以上に密な活動になっていると感じました。学生の積極的な姿勢に関心しました。先方の学生といろいろやりとりされているところをもっと知りたかったです。異文化にふれて目からうろこ的な気づきもたくさんあったと思います。
  • 現地での体験が軸となるG-DORM活動が、コロナ禍で大きな制約を受ける中でCOILで挑戦していることに拍手したいと思います。

●リモートでの発表会に関することやその他ご意見・ご助言等
  • 一つの企業に一生勤め上げられるか解らない時代になりつつ有ります。勿論、就職した会社で良い仕事と待遇が得られて、長く勤められれば良いですが、将来転職する必要が出てくる可能性も、以前に比べると大きくなっています。自分のスキルを磨いておいて、いざという時にも、他の会社や事業分野で必要とされる力を蓄えて行くことが必要だと考えます。
  • 自分で起業することも考えておくこともお奨めしたいです。何故ならば、成功すれば大きな収入が得られること、自分で決定できて、その結果が自分の責任として帰ってくるので、やりがいが有りますし、大きなストレスが有っても会社勤めのストレスとは違って、意外に耐えられるものです。
  • 久しぶりの参加でしたが、学生の皆さんの発表を間近に、伺うことができてよかったです。とても丁寧に説明対応してくれて、スライド共有などオンラインの特徴を生かしたいい発表会だったと思います。オンラインですので実験や開発品の現物を直に見たり触ったりできないのが少々残念ですね。リモートでしたら時間や身体的な負担も減るので、そこはありがたいです。次回以降も可能なら、現地とオンラインのハイブリッド開催なども検討されてはいかがでしょうか。
  • 意外とこの成果発表会はリモートに向いていると感じました。特にブレークアウトセッションはお互い話を良く聞くことができました。
  • 発表は、オンライン開催であったためもあり、声が聞き取りやすく分かりやすく感じました。また、私は遠方からの参加でしたが、距離を感じることなく参加できたことは非常に良かったです。懇親会への参加は不可能ですが、今後もオンライン開催は、現地参加と併存して開催頂きたいと思いました。
  • 活動内容は、コロナ禍の下、実施可能な活動範囲を探して行動していたことは非常に評価できました。提案止まりとならざるを得なかった活動については、学生の皆さまも非常に残念だったとは思いますが、来年度の活動に向けて、更なる精進を期待しております。
  • リモートの会議でも十分な意見交換ができた思います。事務局は大変であったと拝察しますが、意見交換の観点からは不足する点は無かったと思います。
  • 時間が全く不足の感がありました。事前にある程度の情報が欲しいと思いました。大学開催では多対多の討議が、ZOOMでは代表者の同士の1対1の会話になり、この仕組みが会話の待ちを生みます。解消策がないものでしょうか。
  • リモートによる多人数の報告会ではあったが、当初想像していた以上にスムーズに行えた点が良かったと思います。ルームに分かれての少人数でのセッションは、議論が深まり有意義な時間となりました。また、その際、大学の先生からコーディネートしていただいたことも、議論がスムーズに展開できた一助となったと思います。
  • 直接のミーティングが良いことはいうまでもないが、現地に行けない人たちにリモートでの参加ができれば多様な見当ができると思います。
  • 私のネット環境の問題なのか動画がスムーズではなく分かりにくかったです。ブレークアウトセッションでは、やはり現物を見られないことで質問もしにくかった。また、セッションを離れるタイミングがとりにくかったです。
  • 事務局の手際よさのおかげで気持ち良く参画できました。時どきリモートでの意見交換をやってはいかがでしょうか。
  • 各学生さんが良く発表、説明して戴いたと思います。多くのセッションを聞くことが難しかったです。
  • 科学技術分野における研究推進の方法と成果報告書には一定の方式、様式があります。今回のリモートの関係もあり、発表資料が配布されたので、内容を詳しく見ることができました。その結果、一部のテーマについては上記様式を踏襲しており、優れた出来栄えでしたが、他の大部分については、正直なところ落胆しました。昨年までのポスター発表については、もう少し出来が良かったように記憶しているので、今回のような口頭発表の場合の論理展開と報告のやり方について習熟していないせいか?とも思われます。
  • 学生達に対し、「これで良いのだ、これがあたりまえ、皆、こんなもの」という認識をもたせてはならないと思います。他大学(できるだけ上位の)の学生がどんな研究をしており、どんな報告をするかを知る為、できるだけ広範な機会を設けて頂きたいと思います。
  • 例年であれば東京から日帰り出張で参加させて頂いておりましたが、リモート会議開催で移動の必要が無く、交通費と時間の節約に繋がって良かったのではと思います。ただ一方で、学生の皆様と”Face to Face”でディスカッションできなかったデメリットも大きかったと思います。来年は是非、皆様と会場で直接お話することができるように戻ること、期待しています。
  • 久し振りのリモート参加であった為か、高齢になった為か、これまでの対面会合の時より疲れが酷かった。休憩時間に、リラックスを促すことのできる情報を流してはどうでしょうか。
  • 今回の3つの活動に参加された学生さんは100人程度だったと思います。工学部の学生は1~4年で2,000人以上いると思います。ですから約5%の参加率です。「出る杭は伸ばす」と言うことで進められているとのことですが、もっと参加者が欲しいです。学生の目線に立って「何に魅力を感じるのか」を検討する必要性を感じます。一度学生にアンケートなどを取ってみてはいかがでしょうか?
  • コロナ禍のもとではこのやり方で仕方ないのかもしれませんが、リモートでの発表会は慣れないためか、長時間の聴講は非常に疲れました。
  • リモート会議ではどの学生も積極的に場を進め議論を深めようとする姿勢がありました。黙っていると進まない苦しさをよくわかっていて、よく会議では誰かが進めてくれるということに期待もあるものですが自ら進めていく積極性というかテクニックをみせられとても勉強になりました。ただただ、時間が足りません。あっという間に時間すぎてしまいました。いろいろ回りたかったのですが回れず。もっと部屋出入りをすればよかったかなと反省しております。話の途中で勝手に退出するのも失礼かなと気を使ってしまいました。
  • 何処の発表も例年以上に判りやすかった。リモートでの活動を余儀なくされ、画像での情報伝達力アップの結果と思います。そのスキルを伝承して下さい。反面、質疑応答ではセッション3つ4つしか参加できず、引っかかる問題点を引っ張り出して議論することが難しかったです。工夫が必要と思いました。

●今後の100人力のあり方について、ご提言、ご意見等
  • 学生さんの中から将来起業する人が出てきて欲しいものです。その場合、百人力で技術面、経営面、資金面などのいろいろな助言や支援ができるような体制が取れると良いのではないでしょうか。
  • 100人力は何の為にあるのか、再検討が必要と思います。先ずは学生の活動過程への助言・支援と成果に対する正しい評価をすべきと思います。学生のためと云うよりは自分の経験と成果を誇示する例が見受けられます。
  • 私も初期のころからこの100人力に関わらせていただいていますが、大学外の特に民間企業の方とのこのようなコミュニティ形成は重要なものだと感じていました。また、大学の教員も価値観や判断基準が一般から見ると、大いにずれている部分もあり、外部からの意見を聞ける仕組みを持っていることは学生の教育や大学の運営にとっても極めて大きな意義があると思います。ぜひこの仕組みは続けていただき、より積極的に100人力のメンバーからの意見を吸い上げる工夫や企画を期待しています。
  • 100人力参加者が22人といつの間にか少なくなってしまいました。私も含めて高齢化してしまい、新しい血を入れていく必要があると思います。起業家というとITベンチャーだけが注目されるが、事業転換して、新しい取組をしている経営者は日本にも多く存在しています。これら人材をどうやって見つけるか、新しい取組をしている人材のネットワークを持つコーディネータの存在が必要と思います。コーディネータは大学内外、OB、交流会・開発プロジェクト等で発掘した人材に協力してもらうことが必要と思います。
  • 今回、100人力ネットワークからの参加が22名だったとのこと。オンライン開催でもあり、もっと多くの方々(特に遠方にお住まいの方)が参加するのかと思っておりましたが、少々残念な気持ちでした。しかし、特に現役の部課長職の企業人に参加頂くことは、非常に難しいと思います。その方々に参加することのメリットを感じて頂く材料が必要と考えるからです。何か、モチベーションが上がるような仕掛けや情報提供、大学とのタイアップ事業への足掛かり、等々、具体的な案は私には出せませんが、このようなことが提案できるならば、現役企業人参加増への道筋が描けるかと思いました。
  • 起業家精神の重要性が話題になっていましたが、かなり違和感を受けました。授業で、時代の流れ、最新の動向を取り上げることは重要と思います。しかし、起業家精神の重要性を否定するものではありませんが、工学部では技術者としての専門知識・技術を身につけることが一番重要で、工学教育の基本と思います。新潟大学工学部の卒業生として、専門家として活動していくための基礎を身につけことが最も大切ですし、その機会を提供するのが大学と思います。そのうえで、社会の最新の動向を伝えることも重要です。
  • 教育・学習成果発表会については継続的に100人力がサポートすべきと思います。
  • G-DORMは会社の支援或いは意見反映が得られるが、ものづくりプロジェクトやスマート・ドミトリーは成果発表までは外的意見はない状態です。リモートで会議開催を可能にし、随時100人力の意見が入る形態も一考ではないでしょうか
  • 企業の欲する人材についての議論もあったが、これは千差万別。個人の有する特性がその個人の動きにより活かされ、而も周囲の無言の要請に応えていけるというのがベスト。教育ではなく躾の領域かと思います。但し、そういう仕組みを教えておくのは社会に送り出す側の義務かと思います
  • G-DORMプロジェクトに参加する学生の意欲や資質が高いことが、今回の報告会からも拝察できた。職場では、学生時代に学んだ学問や知識よりも、コミュニケーションスキル、協調性やトラブルへの耐久性、粘り強さなど、学びを通して培った経験やスキルが求められます。G-DORMプロジェクトはこのような「職場で求められる学生」を教育するまたとないフィールドと高く評価しています。
  • 今回は、感染症の影響でリモートを活用した活動となったが、感染症終息後においても今回のリモート環境を引き続き活用していけば、少ない予算で効率的に活動が展開される可能性を感じました。もちろん、お互いの国の学生が直接交流し、インターン生が職場に来てくれた方が深く学べることは自明ではあるものの、継続的に活動を継続していくためにはリモート環境の活用も有益ではないかと考えます。
  • 全般的に、100人力のメンバーの若返りが必要と感じています。あるのかもしれませんが、経営学が工学部でも必要と思われます。最低でもバランスシートを理解できることが必要と思います。
  • 以前、プロジェクト管理のお話をしていただいたことがあったが、ある程度そのような考え方で運営されているところもあっりました。また、後輩への引継ぎも行われており以前とは格段の違いだと思います。手法的な部分では、企業経験者がこれからも提案していくべきだと思います。
  • 若手先輩達の助言・指導も効果的と考えます。
  • 学生が非常に熱意をもって頑張っているので、最後にいろいろ議論できたのは有意義でした。特に、もっと若い中堅の方に入っていただければよいと思います。
  • 是非、学生さん達にビジネスの第一線にいる現役の方々の生の声を聞かせてあげるような機会を設けて頂きたく思います。最近、大企業はCSRに熱心ですから、受け入れてくれる企業は多いと思います。また、世界、我が国の現状を理解した上で、自分の立ち位置を確認して欲しいものです。その上で、将来の自分をイメージし、どんな能力養成に努めねばならないか、今、何を学ばねばならないかを自覚して欲しいものと思います。
  • SDGsの課題について、それぞれの専門家による講演会等も、学生諸君の意識改革に資するのではないでしょうか。
  • 100人力の先生方と学生との会話では学生からの言葉を引き出すような配慮をすべきだな、と感じています。ただアドバイスやダメ出しだけでは学生自ら気づきや好奇心は深まっていかないと思っています。学生ひとりひとりにある「根っこ」の部分と学生自身が手掛ける教育プログラム活動内容とつながりを見られるような会話を心がけておりました。自分も本会に参加させていただくたびに学生からの様々な知見感覚を得てとても勉強になっています。先生方、事務局の方々におかれましては会のご準備、運営にとてもご負担ご苦労のことと思います。ありがとうございます。
  • 色々課題はありますが、リモート活動を織り込みながら100人力の活動をとにかく続けることが肝心と思います。