2007年度 第1回 教育・学習成果発表会
さる10月6日(土)に新潟市チサンホテルにて100人力ネットワーク会議が開かれました。
全国から39名の技術者が集まり、新潟大学工学部の 行っているキャリア教育について活発な意見が交わされました。
まず田邊工学力教育センター長から、キャリア教育の意義と運営状況、 マーケット・インターンシップや
キャリアデザイン・ワークショップの趣旨説明が行われました。その後の質疑応答では社会の現状やキャリア教育
の今後の展望などについて貴重なご意見を頂くとともに、求める学生像、求められるキャリア教育について話し合われました。
また、100人力ネットワークの皆様には、100人力ネットワーク会議の後に行われたマーケット・インターンシップ報告会、
キャリアデザイン・ ワークショップ(現 教育・学習成果発表会)にもご参加いただきました。
マーケット・インターンシップ報告会、キャリアデザインワークショップでは学生、教員、100人力ネットワーク
にご参加いただいている技術者の間で活発な意見が交わされました。
そして最後に、技術者と話し合ったことによって 得たこと、分かったことなどをまとめて、発表が行われました。
学生のアンケートからは非常にためになったという意見が目立ち、また100人力ネットワークの技術者からも面白い取組だと
評価を頂きました。また、昨年度の「マーケット・インターンシップ2006」を受講した学生も参加し、活発な討論をしていました。










100人力アンケート集計結果
本学のキャリア教育について
- 学生が目的を持ち自主的に行動し、低学年から様々な企業の方と意見交換ができ、とても熱心に活動していた。考えていた以上に深く掘り下げていたテーマもあり、本プロジェクトは有意義な取り組みである。
マーケット・インターンシップについて
- マーケット・インターンシップはデータが少なく主観的な論旨が多い。もっと基本的な調査、データ収集等に力を注ぐべきであり、データに語らせるという姿勢が少なかった。
- 問題点は何か、目的は何か、なぜその方法を選んだかという点について甘さが見られ、工学部の学生として更に問題を深く追求していくべきだ。
- マーケット・インターンシップは学生との討議の時間をもっと多くしてほしい。事前に会議のスケジュール、進め方、発表テーマと概要、アンケートをお願いすることなどを知らせておいた方が100人力メンバーにとっては討論がやり易いのではないか。
- 全部のテーマが直接的な工学の基礎教科と結びついているとは言い難いと思う。しかし広い意味で工学の目的とするものに結びついているので、参加者がそれを深く認識しておれば成果があり成功すると思う。
キャリアデザイン・ワークショップについて
- 沢山の人数の学生が参加しているが、学生は満足しているのか、人数だけではないと思う。
- 類似テーマ毎に別室にてもう少し時間をかけて実施することも検討したらいかがか。
- このテーマの中からテクノロジー・インターンシップまで進むものがあったら是非、聞いてみたい。
2007年度 第2回 教育・学習成果発表会
2008年2月23日、マーケット・インターンシップ発表会に続いて、キャリアデザイン・ワークショップ(現 教育・学習成果発表会)
が行われました。100人力ネットワークに登録している技術者と教員・学生とがマーケット・インターンシップのテーマについて
活発な討論がなされました。
60分という限られた時間の中、発表内容の質問から始まり、”地域のニーズと採算性””他との差別化”など多様な
視点からの問いかけとともに、「条件の中で以下に工夫するかが大事」「常に検証を怠らない」といった調査・研究方法
に関するアドバイスも多く出されました。学生も真剣な表情で聞き入り、硬さのとれたワークショップ後半には自ら積極的
に問題提起する姿も見られました。





