「新潟大学ブランド雪椿オイル」の開発プロジェクト
ご紹介
この研究プロジェクトは技術職員の坂井淳一さんが中心に進めているものです.以下はその報告の緒言です.
本学と雪椿の関わりは深く、(故)萩屋薫農学部名誉教授、石沢進元理学部教授の業績もあり大学本部裏の大学の森には雪椿園1)が整備されている。本学の五十嵐キャンパス内(新潟市)にはこのユキツバキならびにヤブツバキ、類縁種であるサザンカが多数植栽されており、それぞれの種子を採取し搾油を行った。その結果、ユキツバキについてはその精製油の構成脂肪酸組成は市販ツバキ油(ヤブツバキ由来)とほぼ同様の極めて高いオレイン酸含有率である事を確認した。この結果を受け、現在、工学部技術部のプロジェクトとして大学ブランド「雪椿オイル」の試作研究が進行中であり...
このように工学部技術部のプロジェクトとしても位置づけられています.折々の活動の記録をここにまとめます.
活動の記録
2015/04/10の新潟日報に掲載されました。
雪椿「発見・命名の地」阿賀 雪椿うどんで町活性化について紹介されました。
2015/04/7の新潟日報に掲載されました。
阿賀の雪椿 堪能しよう 雪椿と狐メークのモデル撮影会&フォトコンテスト バスに乗って名所を巡ろうなどのイベントについて紹介されました。
2015年春のイベントのご案内(2015/03/13)
この春の雪椿イベントの詳細が確定いたしました。
ご予定がつきましたら是非ご参加いただきたくご案内申し上げます。
詳細ならびにお申し込みは下記をご覧の上,期限までに大学デスク,坂井までお願いいたします。
2015阿賀町雪椿巡りの会
阿賀町の麒麟山いこいの森(雪椿発見の石碑と植栽雪椿)、雪椿園芸品種の銘木、古木が揃った雪椿の宿古澤屋さんの2,000坪に及ぶ雪椿庭園「訪春園」、一山まるごと数万本の原種雪椿で埋まった「角神雪椿園」、さらに今年は古民家の庭先に咲く雪椿がみごとな津川、広沢集落(農家の庭先雪椿巡り)の予定です。
いずれも一見の価値ある新潟の宝物ですので是非これを機会にご覧頂ければと存じます。昼食は地元食材と椿油を用いたごちそう弁当です。
日時 | 平成27年4月25日(土) 10時~14時(受付9時30分~) |
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集合 | 阿賀町鹿瀬 レークサイド角神 駐車場(角神ダム湖畔) |
参加費 | お一人2,000円(昼食、バス借上げ料) |
募集 | 先着40名様まで 申込締切 4月20日(月) |
主催 | 新潟雪椿研究会・阿賀町 |
協賛 | 新潟県花つばき協会,阿賀町観光振興機構,(株)巴山組,(株)本間造園,雪つばきの宿 古澤屋(阿賀町麒麟山温泉),奥阿賀ギャラリー喫茶 とんぼ,母ちゃんの手作り弁当 マンマベント |
2015雪つばきとモデル撮影会&雪つばきフォトコンテスト
こちらはもう第5回になります。可愛い子狐モデルを雪椿の公園、雪椿庭園で撮影します。また、雪椿のフォトコンテストも開催です。
日時 | 平成27年4月26日(日)10時~14時(受付9時30分~) |
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集合 | 阿賀町鹿瀬 麒麟山いこいの森公園(雪椿石碑前の東屋前) |
参加費 | お一人2,000円(昼食、モデル代) |
申込締切 | 4月17日(金) |
主催 | 新潟雪椿研究会 |
協賛 | 阿賀町,(株)巴山組,(株)新潟フジカラー,(株)本間造園,雪つばきの宿 古澤屋(阿賀町麒麟山温泉),奥阿賀ギャラリー喫茶 とんぼ |
「春の大つばき展」:新潟花つばき協会主催
日時 | 平成27年4月3日(金)~4月5日(日) AM9:30~16:30 |
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会場 | 新潟県立植物園内 花と緑の情報センター |
参加費 | 無料 |
主催 | 新潟花つばき協会,共催 : 新潟県立植物園 |
協賛 | 新潟雪椿研究会 |
雪椿ウドンできました.(2015/01/15)
計画からまるまる1年、関係者皆様のご協力、ご尽力で、雪椿うどん(雪椿オイルと県産コシヒカリ米粉を入れたうどん「新潟雪椿物語」)が出来上がりました。
今回、新潟日報の東新潟地区ミニコミ誌「にぽにぽ」に詳細な記事が掲載されましのでご参照ください。
一食200g、予価は400円前後、今後、随時販路を広げていく予定とのことです。新潟土産に是非ご利用ください。
問合せは
坂井製粉製麺(http://www.sakai-seifunseimen.com/about/) 東区山木戸 tel 025-273-5819
鳥屋野潟グリーンフェスタ2013に展示参加しました.
県立科学館で5月3日~6日開催された標記に,阿賀町赤湯の活動内容を展示しました.水耕栽培ユニットの実物の展示,温泉廃熱とLEDを利用した実証ハウスのライブ映像,LEDの配色原理実験セットの展示を行いました.
阿賀町のフロンティア事業/搾油所関連について
2012年秋以降の取り組みとして以下の関連プロジェクトを紹介します.
・奥阿賀・緑の油田プロジェクト,詳細はここからご覧下さい。
また,関連情報フロンティア事業/巴山組もご覧下さい.
これに関しまして2件の新聞報道がありましたので掲載いたします.
新潟日報と日経新聞に掲載されました。
日経新聞,記事掲載について
2012年8月16日付け日経新聞,”キャンパス発この一品”で本プロジェクトで開発された種々の製品とプロジェクトの概要が紹介されました.
「雪椿石けん」について
阿賀雪椿プロジェクト・雪椿を活用した特産品開発:雪椿オイル加脂石けん
H22年度地域資源開発補助事業・地域総合整備財団(ふるさと財団)
NPOにいがた奥阿賀ネットワーク(阿賀町)等の協力により商品化に成功しています.
現在,新潟大学生協で販売しています.
詳細はポスターをご覧下さい。
LED採光によるユキツバキ育苗促進プロジェクト報告について
栽培実証試験用コンテナ型省エネLED植物工場の試作研究(新潟市IPC財団H23年度産学トライアル助成)の支援により民間企業と協力して進めています.最近の成果をPDFでご覧下さい.
「雪椿入浴剤」の開発に成功しました.
この度、雪椿PJ.の一環として㈱環境科学様と工学部の共同研究として雪椿オイルを保湿成分とした「雪椿入浴剤」の開発に成功しましたのでご案内申し上げます。
詳細はポスターをご覧下さい。
雪椿フォトコンテスト2011入選作品展のご案内
雪椿フォトコン2011入選作品展/新潟開催のご案内です。
期日は7月22日(金)13:00~24日(日)16:00 ,
会場は新潟大学 駅南サテライトキャンパス「ときめいと」多目的ホールです。
雪椿と雪椿園で遊ぶ子ギツネ(地元の子)、娘キツネ(教育学部の学生さん)の楽しい写真展ですので,ぜひご覧頂ければと存じます。詳しくはポスターにてご確認下さい.
プロジェクトの報告はこのwebの技術部報告集で3件見ることが出来ます.
- 新潟県産ユキツバキ種子オイル含有成分の検索と椿油としての可能性
平成19年度新潟大学工学部第4回技術部報告集 技術報告 - 「新潟大学ブランド雪椿オイル」の開発
平成20年度新潟大学工学部第5回技術部報告集 技術報告 - 平成21度雪椿プロジェクト概要報告
平成21年度新潟大学工学部第6回技術部報告集 技術報告
さらに詳しいwebがこちらにもあります.
雪椿油プロジェクト
技術部としての活動
阿賀町雪椿採取行 2009/09/25
秋になり阿賀町のユキツバキが実ったのとのことで,町役場の協力を頂き収穫に行って来ました.今年は実の付きが例年より早かったようです.残念ながら春先に整備したユキツバキ園の結実が思わしくなく課題を残しました.原因は椿の実を食害するゾウムシです.効果的な対策を検討しなければなりません.
阿賀町での雪椿挿し木会 2009/07/04
当日は梅雨のさなかにもかかわらず曇り時々晴れといった模様で作業を行うには幸いでした。技術部より10名(ご家族を入れると20名)と農学部小林さん、情報センター三浦さんにもご参加頂きました。ご参加の皆様には篤く御礼申し上げます。
阿賀町関係者、雪椿研究会会員を合わせ総勢48名となり、10時より石沢先生の挿し木の要領の説明の後、作業を開始いたしました。用土として川砂トラック1台分、鹿沼土54袋を手分けし用土の混合、プランターへの土入れ、散水、山からの刈ってきた雪椿大枝からの刺し穂取り、挿し穂とプランター150個分の作業が終わったのは12時ちょうどくらいでした。軽作業とお誘いしたのですが、技術部職員の方には用土の混合、プランター入れの重作業をお願いすることとなりました。まったくもって見積もりが甘く申し訳ございません。
石沢先生の挨拶の後散会し、150個の挿し木プランターは阿賀町上川地内の管理をお願いした農家の方の育苗ハウスへ持って行きました。
阿賀町角神雪椿園除草作業 2009/05/25
技術部職員8名で公用車2台で現地に向かい鹿瀬支所で草刈り機を借用して10時半から作業開始、支所で昼食後、午後も1時間程作業を行いました。事故も無く作業終了後、麒麟山公園の雪椿園に移動し小一時間除草後、同地に隣接した今秋予定の雪椿苗木の植栽予定地ならびに鹿瀬のダム周辺の雪椿植栽候補地の視察を行なうというけっこうハードな作業/スケジュールとなってしまいました。
テレビと新聞の取材を受けました.2009/03/2
新潟大学ブランド「椿オイル」開発プロジェクトでは1年間の成果に関して,プロジェクトリーダー坂井さんがメディアの取材を受けました.内容はテレビは同日と翌日の夕方放映され,新聞は3日の朝刊に掲載されています.
新潟市西海岸公園ツバキ採取行 2008/10/03
おかげさまでヤブツバキ実:23.7Kg、種子:1.9Kgの大収穫でした。現在、坂井の手元にはキャンパス内のツバキを含め約60Kgの実が在り、一人で殻剥きをしていると気が遠くなります。つきましては、本日から数日の間、昼休み、工学部技術部室(事務棟1F)にて殻剥き作業を行いますのでお手隙の方、ご興味が在る方のご協力をお願い申し上げます。
第一回角神雪椿の実採取行.2008/09/19
台風の余波によるフェーン現象気味の日でしたが,プロジェクトリーダー坂井さん含め7名でユキツバキの実の採集を行いました.採集地はユキツバキが品種として発見された,本県阿賀町鹿瀬地区です.このプロジェクトでは阿賀町の協力も頂いており,この度の採集でも鹿瀬支所の方に対応して頂きました.