2024年度
受賞論文及び各種表彰

年度ごとの受賞・表彰

工学部建築学プログラムの学生が第13回子どものまち・いえワークショップ提案コンペで優秀賞と審査員賞を獲得しました

 日本建築学会が主催する第13回子どものまち・いえワークショップ提案コンペに、工学部建築学プログラム4年生と大学院自然科学研究科博士前期課程1年生(工学部卒業生)による2チームが参加し、全体の2位に当たる優秀賞「こども標識ファクトリー」と建築家・津川恵理さんから審査員賞「まめだいくの雲づくり」をいただきました。
 詳細は下記ページをご参照ください。

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子どものまち・いえワークショップ提案コンペ

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阿部貴志教授(知能情報システムプログラム)らの論文が「GGS PRIZE 2024」を受賞しました

 情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所 生命情報・DDBJセンター 中川草 特命准教授(当時)、同センターの有田正規 教授、同機構データサイエンス共同利用基盤施設ライフサイエンス統合データベースセンター 片山俊明 特任教授、本学工学部(知能情報システムプログラム)阿部貴志教授らのグループが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のゲノム情報を元に詳細に追跡した研究論文がGGS PRIZE 2024を受賞しました。GGS PRIZEは日本遺伝学会の出版する学会誌「Genes & Genetic Systems (GGS)」に掲載された論文を対象として、優れた学術論文1~3編に与えられます。

本研究では、GISAIDデータベースに登録されているSARS-CoV-2ゲノム配列やサンプリング情報を活用し、日本国内で流行した、いわゆる第2波から第5波を対象に、祖先となったハプロタイプを同定しました。祖先ハプロタイプから、各ゲノム配列の塩基変異を元にハプロタイプを分類し、各都道府県でいつからいつまでサンプリングされたのかを閲覧できるWebプラットフォーム“SARS-CoV-2 HaploGraph (https://covid19dataportal.jp/researchtool/haplograph.html)”を開発し公開しました。SARS-CoV-2 HaploGraphはCOVID-19データポータルJAPAN(https://covid19dataportal.jp)に、またそのコードと統計データは以下のサイトで公開されています: https://github.com/ktym/covid19/

本研究により、日本の中で新型コロナウイルスの流行波の主流となった変異株がいつ生じ、またいつまで流行していたのかなどがゲノム情報に基づいて詳細に明らかになりました。例えば第2波は2020年の8月周辺に流行のピークがありましたが、その変異株は2020年の5月には存在し、また、その翌年の5月末まで日本国内で流行していたことなど、流行動態の詳細が明らかになりました。また、2021年8月に流行のピークを迎えていた第5波の主流だったデルタ株についても、同年10月には変異が蓄積しすぎているのではなく、様々な変異を持った株が一斉に急になくなっていることなどが分かりました。

このようなウイルスゲノム情報に基づいた感染動態の解析は、今後のウイルス感染症の様々な対策にも寄与すると考えられます。

GGS PRIZE 2024 受賞論文:
【掲載誌】Genes & Genetic Systems
【論文タイトル】SARS-CoV-2 HaploGraph: visualization of SARS-CoV-2 haplotype spread in Japan
【著者】So Nakagawa, Toshiaki Katayama, Lihua Jin, Jiaqi Wu, Kirill Kryukov, Rise Oyachi, Junko S Takeuchi, Takatomo Fujisawa, Satomi Asano, Momoka Komatsu, Jun-Ichi Onami, Takashi Abe, Masanori Arita.
【doi】10.1266/ggs.23-00085

So Nakagawa, Toshiaki Katayama, Lihua Jin, Jiaqi Wu, Kirill Kryukov, Rise Oyachi, Junko S Takeuchi, Takatomo Fujisawa, Satomi Asano, Momoka Komatsu, Jun-Ichi Onami, Takashi Abe, Masanori Arita. SARS-CoV-2 HaploGraph: visualization of SARS-CoV-2 haplotype spread in Japan. Genes & Genetic Systems (2023) Nov 21;98(5):221-237. DOI: 10.1266/ggs.23-00085

 

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日本遺伝学会

GGS Prize 2024受賞論文

   

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GGS PRIZE 2024


東瀬朗准教授(協創経営プログラム)の研究に関するコンソーシアムが設立されました

 2024年7月1日、東瀬朗准教授(協創経営プログラム)が取り組んでいる安全文化診断を活用している本学共同研究先を中心に、安全文化診断コンソーシアムが設立されました。
 企業での安全文化の醸成と安全管理の向上を目指し、安全文化診断の活用を通して企業や業界の垣根を越えた交流と、今後日本及び海外で企業が安全を守るために必要な基盤を共同して整備していくことを目指しています。

  詳細は下記プレスリリースおよび東瀬研究室ウェブサイトの記事をご参照ください。

 

関連リンク

〇新潟大学 プレスリリース

〇工学部東瀬研究室ウェブサイト 記事

 

また、参加各社より下記の通りリリースされています。

AGC株式会社様リリース

NTT東日本様リリース

三井化学株式会社様リリース

 

佐々木重信教授(電子情報通信プログラム)が、「電波の日」を記念した式典において信越総合通信局から表彰されました

 電波の利用が広く国民に開放されたことを記念した「電波の日」の式典が6月3日に行われた。この式典において、佐々木重信教授(電子情報通信プログラム)が、信越情報通信懇談会電波利用委員会委員長として、無線技術や電波の有効利用に関する各種セミナーの開催など、電波利用関係産業の技術力向上と人材育成による産業の発展に貢献した功績が認められ、信越総合通信局から表彰されました。

 

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https://www.soumu.go.jp/soutsu/shinetsu/sbt/hodo/240529.html

 

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佐々木重信教授 信越総合通信局からの賞状


ロボコンプロジェクトがNHK学生ロボコン大会2024に出場、ベスト4、特別賞を受賞しました

 2024年6月9日(日)に開催された「NHK学生ロボコン大会2024」に、ものづくりプロジェクトで活動しているロボコンPJ(科学技術研究部)が出場しました。
 2024年度のテーマは、ベトナムの伝統的な農業方法の“棚田”を模した課題となっており、播種、収穫、収穫された穀物の倉庫への輸送をロボットが行います。R1・R2と呼ばれる2台のロボットを製作し、播種、収穫はR1が担当、倉庫への輸送はR2が担当します。特に倉庫への輸送を行うR2は、完全に自動で動作しなければならないと規定されており、例年と比べ一段とレベルの高い競技ルールとなっています。
 新潟大学は予選リーグで東北大学と対戦。R2が機体トラブルのため動作せず、R1のみの動作でしたが完璧に動作、ほぼ互角の点数となりましたが辛くも勝利しました。続く電気通信大学との対戦では、短時間でトラブルを修正したR2も動作し、大きな点数差をつけて勝利しました。2年ぶりの決勝トーナメントに駒を進めました。
 決勝トーナメントでは京都工芸繊維大学と対戦。両大学ともR2の動作が不安定な中、R1中心に得点を積み重ねました。結果は同点。同点の場合は籾の倉庫への輸送が早かった大学が勝利するというルールをもとに、 スピードで勝った新潟大学が勝利しました。続く準決勝では、昨年の優勝校、豊橋科学技術大学と対戦。新潟大学は依然R2の動作が不安定で得点を獲得することができず、惜しくも敗退しました。
 ベスト4以上の戦績を残すのは、2011年のベスト4、2015年の準優勝以来9年ぶりの快挙となります。加えてR1の早く正確で美しい苗植え動作が評価され、鹿島建設株式会社様より特別賞を頂きました。
 この模様はYouTube(アーカイブ:https://www.youtube.com/watch?v=cPr-MIDsitw)で配信されたほか、 7月15日(月・祝)午前10時5分から、NHK総合テレビで放送予定です。

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