2022年度
受賞論文及び各種表彰

年度ごとの受賞・表彰

卒業研究(設計・課題解決)優秀者等の表彰を実施しました

 3月15日(水)に工学部において,卒業研究(設計・課題解決)優秀者等の表彰を実施しました。
 この表彰は,卒業研究又は卒業設計,課題解決で優秀と認められた学生,スマート・ドミトリーでの研究活動及び学業において優秀な成績を修めた学生(トップ・グラジュエイツ認定者),工学部が掲げるグローバル人材としての素地を身につけていると認められた学生及び各プログラムにおいて顕著な業績・成績を挙げた学生を表彰するもので,学部長又はプログラム長より表彰状が授与されました。
 今回,対象となった学生は以下のとおりです。

1 卒業研究(設計)優秀賞受賞者

プログラム名 氏名 卒業研究(設計)発表題目
機械システム工学 川瀬 翔太郎 皮脂汚れを対象とした流水洗浄におけるファインバブル混合の効果
星山 巧汰 もみ殻とそば殻の吸音特性に関する実験と推定(マイクロCTスキャン画像を用いた吸音率の推定)
村上 健 触覚センサ感度向上に向けた応力集中型カンチレバー平面形状の提案
若林 悠太 DLC膜の低摩擦発現に及ぼすしゅう動パターンの影響
社会基盤工学 佐藤 光晟 煆焼アロフェンを用いたジオポリマーの材料設計に関する検討
由野 凱 地形条件を考慮した飛来塩分量予測手法の検討
電子情報通信 小松 倭斗 広帯域光コムを用いた高速断層振動計測装置の製作
阿部 周 ループ展開ISTAによる低ビット画像復元
清水 琢朗 非接触給電用超電導コイルのREBCO線の構成が交流損失特性に及ぼす影響
久保田 拓樹 銀微粒子層を用いた局在表面プラズモン励起を利用した近赤外有機フォトダイオードの作製と評価
知能情報システム 相座 悠寿 PSOとBPの交互学習に基づくニューラルネットワークモデル構築および学習
大野 貴哉 3分木を用いた3次元パッキングの位相的表現
嶋貫 凌 帰納的定理に対する無限の導出木を持つ証明体系の提案と健全性の証明
山﨑 雅 洋ナシ人工授粉の自動化における花検出に関する研究
化学システム工学 清水 ありさ フェネストラン型化合物 Penifulvin A の合成研究
伊藤 潤 β-Li3PO4 の室温条件下における緻密化とイオン導電率の測定
藤原 亘 コイル状らせん型反応装置における壁面-粒子間の伝熱
関 諒夏 ハイドレート化ガス吸収装置のスケールアップによる吸収性能への気液流速の影響
材料科学 成田 知帆 平面型N₄卑金属錯体を基盤とした高効率電気触媒化学的CO₂還元システムの開発
西村 有梨沙 磁気分離による不純物除去の研究
八木巻 快斗 収量の改善を目的とした組換えヒトチロシナーゼの生産条件の最適化
建築学 竹内 桜 以心援親 -準高齢者による育児支援の提案-
千葉  翔太 新基準鉄筋コンクリート造建物が限界変形に至る時間に関する研究
人間支援感性科学 五十嵐 沙月 全原子分子動力学シミュレーションを用いた細胞膜-膜透過ペプチド相互作用の解析
久保 勇人 分子の大きさが液体の密度分布に与える影響
協創経営 渡邊 風海 大学発ベンチャーの経営戦略の再構築と健康経営のための「睡眠バイタルデータ測定事業」開発

2 工学部トップ・グラジュエイツ認定者

プログラム名 氏名 テーマ
知能情報システム 阿部 悠汰 プラズマレールガンプロジェクト
材料科学 田中 大翔 エネルギーを支える未来材料・装置の開発
化学システム工学 富樫 武大 下水汚泥灰からリンを回収する資源循環技術の開発
化学システム工学 今泉 はるの 下水汚泥灰からリンを回収する資源循環技術の開発

3 工学部グローバル人材特別賞(金賞)受賞者

プログラム名 氏名
知能情報システム 小俣 直史
化学システム工学 今泉 はるの
人間支援感性科学 木村 莉子
人間支援感性科学 阪上 莉子

4 プログラム別表彰者

プログラム名 氏名 受賞名
機械システム工学 木下 萌香 日本機械学会畠山賞
桑原 興生 学業成績優秀賞
佐野 竜雅 学業成績優秀賞
高橋 宝久斗 日本設計工学会武藤栄次賞
西川 幸司 学業成績優秀賞,学業成績努力賞
社会基盤工学 外山 亜里 学業成績優秀賞
電子情報通信 久保田 拓樹 学業成績優秀賞
南藤 光志朗 電気学会東京支部 電気学術奨励賞
知能情報システム 中村 翔平 知能情報システムプログラム学業成績優秀賞
大町 柾 知能情報システムプログラム学業成績優秀賞
三品 翔登 2022年度SICE優秀学生賞(計測自動制御学会)
化学システム工学 塚田 圭 化学システム工学プログラム成績優秀賞
今泉 はるの 化学システム工学プログラム成績優秀賞
材料科学 齋藤 雅紘 学業成績優秀賞
八木巻 快斗 学業成績優秀賞
建築学 須藤 蓮翔 学業成績優秀賞
須賀 帆南 学業成績優秀賞
人間支援感性科学 難波 太一 学業成績最優秀賞
村田 大輔 学業成績優秀賞
協創経営 渡邊 風海 協創経営プログラム学業成績優秀賞

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卒業研究(設計・課題解決)優秀者等の表彰



「ICTビジネスアイデアコンテスト2022 in 新潟」で各種の賞を受賞しました

11月23日に新潟市のStartup Niigata at PLAKA(SN@P)で開催された「ICTビジネスアイデアコンテスト2022 in 新潟(『えちご想発xTECH』)」の最終審査発表会において、工学部から参加した2チームが優秀賞、奨励賞を受賞しました。
本コンテストは、ICT(情報通信技術)の未来を担う人材の発掘・育成を支援するとともに、地域に新たな価値を創造することで、経済の活性化、様々な課題の解決に貢献するようなアイデアと技術・サービスを競う場と開催されたもので、26件の応募があった中で書類審査により絞られた7件が最終審査発表会に臨みました。
厳正な審査の結果、最終審査発表会に出場した工学部の2チームが以下の賞を受賞しました。
●優秀賞「信越情報通信懇談会長賞」: チームDDI(五十嵐太一君(材料科学プログラム3年),小池一路君(人間支援感性科学プログラム2年),堀田達琉君(協創経営プログラム2年),松田拓未君(知能情報システムプログラム2年))
●奨励賞: チームUB(千葉瑠輝君(情報電子分野1年),阿部賢魁君(情報電子分野1年),家老彩季さん(融合分野1年))
チームDDIの受賞作品は『利用規約アプリ』、チームUBの受賞作品は『助け合いアプリ』で、それぞれスマートドミトリーでの活動を発表したものです。

「ICTビジネスアイデアコンテスト2022 in 新潟」で各種の賞を受賞
上段左から、小池君、堀田君、五十嵐君、松田君下段左から、家老さん、千葉君、阿部君

関連リンク

http://www.ict-echigo.jp/news/public/detail/ID/192/td/



学生フォーミュラプロジェクトが学生フォーミュラ日本大会2022に出場し総合25位、日本自動車工業会会長賞を獲得しました。

 9月6日~10日に静岡県掛川市エコパスタジアムで行われた「学生フォーミュラ日本大会2022」に、学生フォーミュラプロジェクトが出場しました。 動的審査を現地で行うのは、2019年以来3年ぶりとなります。日本全国から54チームが参加しました。
 大会期間中は、加速性能を競う「Acceleration Event」、旋回性能を競う「Skidpad Event(8の字走行)」、コース走行を行いタイムを競う「Autocross Event」、 耐久性が問われる「Endurance Event」が行われます。これらのイベントに参加するためには、製作した車両がルールに則り、安全に走行できるかを審査される「技術車検」に パスしなければなりません。その他にも、4輪ブレーキ試験やチルト試験、騒音試験等にも合格しなければなりません。
 新潟大学は軽微な修正はあったものの、技術車検やその他の試験に無事合格し、9月8日から行われた各種動的イベントに出場しました。 「Acceleration Event」で5.673s、 「Skidpad Event」で6.344s、 「Autocross Event」で72.421sとまずまずの結果を残し、最後の動的イベントである「Endurance Event」に出場しました。 2人のドライバーで約20㎞走行する「Endurance Event」ですが、終始落ち着いた走りを見せ、2大会連続の完走を成し遂げました。
 静岡県での動的審査に先立って行われた静的審査(「Cost & Manufacturing Event」・「Presentation Event」・「Design Event」)では、それぞれ22位、33位、39位を獲得し、 動的審査と合わせて、総合25位を獲得しました。また、全ての静的・動的審査に参加し、完遂・完走しているチームに贈られる「日本自動車工業会会長賞」を受賞しました。

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CANSAT01 CANSAT02
CANSAT03 CANSAT04

関連リンク

新潟大学 学生フォーミュラプロジェクトHP
学生フォーミュラ公式サイト
エンデュランス走行の様子(2:24:50頃から2:59:00まで)YouTube


CANSATプロジェクトが第18回能代宇宙イベントに参加しランバック部門で優勝しました。

 8月11日~19日に秋田県能代市で行われた「第18回 能代宇宙イベント」に、ものづくりプロジェクトで活動しているCANSATプロジェクトが出場しました。 昨年度に引き続き、ハイブリットロケット1機、CanSat競技のランバック部門3機、フライバック部門1機の合計5機のマシンで参加しました。
 開催期間中は、秋田県全域を襲った大雨の影響で、大会日程の変更を余儀なくされました。通常は屋外で行うCanSat競技も、急遽体育館の中で行うなど 競技ルールの変更もありました。そのような中でも、画像処理や地磁気センサなど屋内でも使用できるセンサを、動作環境に上手く対応させ、0mゴールを達成しました。 天候が回復した大会後半は、通常通り屋外でCanSat競技が行われ、こちらもゴールから63㎝まで近づき、屋内・屋外共にランバック部門で1位を獲得することができました。 加えてタイプエス賞を受賞しました。
 ハイブリットロケットについては、今年度は基板の配置を見直し、昨年と同様のスペースに冗長性を持たせたシステムを搭載しました。技術伝承もしっかりと行い 2年連続打ち上げを成功させました。パラシュート解放機構が動作せず、弾道落下になってしまいましたが、ログの回収にも成功し、253.3mの最高高度に到達しました。

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CANSAT01 CANSAT02
CANSAT03 CANSAT04

関連リンク

工学力教育センター「ものづくりプロジェクト」HP
新潟大学 CANSATプロジェクトHP
能代宇宙イベント公式サイト


ロボコンプロジェクトがNHK学生ロボコン大会2022に出場し
2年連続決勝トーナメント進出(ベスト6)、特別賞を受賞しました。

 6月12日(日)に大田区総合体育館(東京都)で行われた「NHK学生ロボコン2022」に工学部附属工学力教育センター開講科目「ものづくりプロジェクト」 で活動しているロボコンプロジェクト(科学技術研究部)が出場しました。3年ぶりに有観客での開催となりました。
 2022年の競技課題は、インドの人々が昔から慣れ親しんできた遊び「ラゴリ」という屋外ゲームをモチーフとされました。「ラゴリ」は、2つのチームに分かれて行われます。 一方のチームが「シーカー」、そしてもう一方のチームが「ヒッター」と呼ばれ、シーカーがボールを投げて「ラゴリ」と呼ばれる石の塔を崩すことから始まります。 シーカーが再び石を積み上げる間、ヒッターはボールを相手チームに当てて積み上げを妨害します。
 各参加チームは2台のロボットを製作し、石の塔に見立てた発泡ウレタン製のディスクを崩し、積み上げる動作を90秒以内に行います。 その間、相手のロボットから発射されるボールの妨害から逃げなければなりません。学生ロボコンでは初めて、相手のロボットに向けてボールを発射するというルールが採用され、 実際の試合も、状況に応じてロボットの動きを変化させるという非常に戦略的なものになりました。
 予選リーグでは京都工芸繊維大学との2度対戦し、一勝一敗となったものの、得点差で決勝トーナメント進出(ベスト6)を果たしました。 決勝トーナメントに進出するのは2年連続となります。決勝トーナメントでは今年の優勝校である豊橋技術科学大学に敗れはしたものの、 ディスクを機体の内部に設けられた仕切りに収納し、一気に積むというアイディアが評価され、トヨタ自動車株式会社様より特別賞を頂きました。
 この模様はYoutube(アーカイブ:https://www.youtube.com/watch?v=juYlfcXIgFk&list=RDCMUCHaI7UN2G4BGKv46QnW40Rw) で配信されたほか、7月18日(月)(海の日)午前11時から、NHK総合テレビで放送予定です。

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ロボコン01 ロボコン02
ロボコン03 ロボコン04

関連リンク

工学力教育センター「ものづくりプロジェクト」HP
工学力教育センターTwitter
新潟大学ロボコンプロジェクト(科学技術研究部)HP