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　物性物理学とは、私たちの身近にある物質の性質を量子力学や統計力学といった物理学の知識を使って解明する学問です。 この世界には百種類ほどの元素しか存在しませんが、組み合わせる元素の種類や組成、結晶構造の違いによって物質の種類は無数にあり、その性質も多種多様です。 物性物理の魅力的な現象には、電子スピンの整列によって起こる「磁性」や、電子がクーパー対を組むことによって起こる「超伝導」などがあります。 これらの現象は、電荷の自由度だけではなく、スピンや軌道、副格子といった他の内部自由度と複雑に絡み合うことで、「多極子」や「エキゾチック超伝導」といった現代物性物理学の重要なテーマを生み出しています。 本研究室では、こういった魅力的な性質を示す物質を理解するため、量子統計力学に基づく解析計算や第一原理計算に基づく数値計算を用いた研究を行っています。

瀧本・石塚研を希望する3年生や大学院への進学希望の方は、研究室紹介もご覧ください。

研究室の見学はいつでも歓迎しています。

ニュース

• 2023年9月18日　住吉谷 瞭歩さんが日本物理学会秋季大会で研究成果発表を行いました。
• 2023年9月11日　Journal of the Physical Society of Japanに論文"Spin-Triplet Superconductivity Induced by All-In-All-Out Spin Fluctuation in Pyrochlore Electronic System"が掲載されました。
• 2023年8月1日　Advanced Materialsに京都大学との共著論文"Magnetization Control of Zero-Field Intrinsic Superconducting Diode Effect"が掲載されました。➤プレスリリース
• 2023年5月23日　JPS Conference Proceedingsに論文"Superconducting Transition around All-In-All-Out Spin Ordered Phase"が掲載されました。
• 2023年5月16日　Journal of the Physical Society of Japan に掲載された論文 "Magnetic Properties under Pressure in Novel Spin-Triplet Superconductor UTe₂" が'2022 Highly Cited Article in JPSJ'に選ばれました。
• 2023年5月15日　Journal of the Physical Society of Japanに東北大学との共著論文"de Haas–van Alphen Oscillations for the Field Along c-axis in UTe₂"が掲載されました。
• 2022年12月3日　大下 侑悟さん、清水 孟さん、松橋 佳佑さん、住吉谷 瞭歩さんが⽇本物理学会新潟⽀部例会で研究成果発表を行いました。
• 2022年9月15日　住吉谷 瞭歩さんが日本物理学会秋季大会で研究成果発表を行いました。
• 2022年8月20日　住吉谷 瞭歩さんが国際会議"29th International Conference on Low Temperature Physics"で研究成果発表を行いました。
• 2022年7月12日　Journal of the Physical Society of Japanに東北大学との共著論文"First Observation of the de Haas–van Alphen Effect and Fermi Surfaces in the Unconventional Superconductor UTe₂"が掲載されました。
• 2022年6月30日　Nature Nanotechnologyに京都大学との共著論文"Field-free superconducting diode effect in noncentrosymmetric superconductor/ferromagnet multilayers"が掲載されました。➤プレスリリース
• 2022年6月21日　Physical Review Researchに京都大学との共著論文"Superconductivity in monolayer FeSe enhanced by quantum geometry"が掲載されました。