活動報告
「データサイエンティスト育成シンポジウム2021」をオンラインで開催しました。
新潟大学ビッグデータアクティベーション研究センターは、データサイエンティスト育成シンポジウム2021を、2021年1月25日(月)に開催しました。
このシンポジウムは、一昨年、昨年に続き3回目の開催になります。今回は、新型コロナウィルス感染症予防の観点から、オンラインでの開催になりました。
当日は、本学の教職員や学生を中心として、新潟県内の企業、行政機関、また他大学など、101人の方々が参加されました。
招待講演として、筑波大学の佐久間淳教授から、「全国初の「データサイエンス」全学必修化」というテーマのご講演をいただきました。
また、本学からは、教育・学生支援機構の齋藤裕特任准教授より「大学のデータサイエンス教育の現状(全国と本学)」という講演をしてもらいました。
現在、産業界においては、デジタル人材不足が大きな課題となっており、その人材を育成する役割として大学への期待が高まっています。新潟大学としては、文理を問わず、基礎的なリテラシーとして「データサイエンス教育」を全学必修化すべく、より一層力を入れていきます。
さらに、今回は、学生さんから、自分自身の研究についてプレゼンしてもらい、上位3人を優秀賞、それ以外の7名を奨励賞として表彰しました。全学から18件の応募がありましたが、事前書類審査で10人に絞り、当日は予選ラウンドで10人に1分間のプレゼンをしてもらい、オンライン参加の方々から投票していただき、決勝進出者3人を選びました。そして、決勝ラウンドでは、各5分間の研究発表をしてもらい、再度参加者からの投票で、最優秀賞1名、優秀賞2名を決定しました。
最優秀賞は大学院自然科学研究科博士前期課程2年の青木俊介さんに、優秀賞は理学部物理学プログラム高エネルギー物理学研究室4年の吉岡駿一さんと⼤学院⾃然科学研究科博⼠前期課程1年の⼩松耀⼈さんです。いずれも深層学習を使った、農業、河川維持、宇宙に関する研究であり、参加者にとっても参考になる発表だったと思います。
青木俊介さんの発表資料はコチラから
吉岡駿一さんの発表資料はコチラから
⼩松耀⼈さんの発表資料はコチラから
また決勝へ進出できなかった人や、事前審査を通過できなかった人の研究も、非常に興味深いものが多く存在しました。
学生研究発表の各賞の受賞者
最優秀賞 | 大学院自然科学研究科博士前期課程2年 青木 俊介 さん | 深層学習を用いた洋ナシ花検出システムの研究 |
優秀賞 | 理学部物理学プログラム4年 吉岡 駿一 さん | 機械学習を利用したウェブカメラによる水位測定システムの開発 |
優秀賞 | ⼤学院⾃然科学研究科博⼠前期課程1年 ⼩松 耀⼈ さん | Mask R-CNNを用いた太陽磁気画像からの活動領域検出 |
奨励賞 | 大学院医歯学総合研究科修士2年 我妻 奎太 さん | ミャンマーにおける新型コロナウイルス感染症の疫学的特徴 |
奨励賞 | 工学部工学科人間支援感性科学プログラム4年 橋本 帆波 さん | 視覚探索時における探索時間に影響を与える要因の分析 |
奨励賞 | 理学部物理学プログラム3年 吉田 周平 さん | ベイジアンニューラルネットワークによる海洋食物網モデルの構築 |
奨励賞 | 大学院医歯学総合研究科修士1年 小山 徹也 さん | 心血管疾患の既往と運動習慣が介護発生に及ぼす影響の検討 |
奨励賞 | 大学院自然科学研究科博士前期課程1年 大沼 伊織 さん | 深層学習を用いた太陽活動領域の成長予測モデル構築 |
奨励賞 | 工学部4年 劉 東斉 さん | 強化学習を用いた流路制御システムの構築 |
奨励賞 | 大学院医歯学総合研究科修士2年 池田 和泉 さん | 小児におけるスマートフォンを含むスクリーンタイムと生活習慣 及び過体重との関連の検討 |










メンバー
- ビッグデータアクティベーション研究センター センター長 山﨑 達也