はじめに
皆さんは「ファーストペンギン」という言葉を聞いたことがありますか?
ペンギンの群れは、餌がある海にすぐには飛び込みません。なぜなら、海の中には天敵が潜んでいるかもしれないからです。しかし、その中で最初に勇気を出して飛び込むペンギンがいます。それを見て、他のペンギンたちも続いて海に入り、餌を探し始めます。この「ファーストペンギン」は、ビジネスの世界では、まだ誰も挑戦していない分野に最初に飛び込む勇気を持つ人を指す言葉として使われています。新潟大学工学部では、未知の分野に果敢に挑戦し、新たな道を切り拓く「ファーストペンギン」のような学生を育成しています。特に注目されているのが、「ドミトリー型教育」というユニークな教育プログラムです。
ドミトリー型教育とは?
「ドミトリー(dormitory)」とは、学生寮を意味します。新潟大学工学部のドミトリー型教育では、学年や専門分野の異なる学生たちがチームを組み、共に議論しながらものづくり活動に取り組む仕組みが整っています。これにより、大学1年生の段階から研究室レベルの高度な技術力を身につけることが可能になります。高校でも課題探究活動を経験している人は多いと思いますが、新潟大学工学部では、その学びを大学入学後すぐに発展させることができます。通常の大学では、こうした探究型の学びが本格化するのは大学4年生になってからですが、新潟大学工学部では3年間も早く、専門的な研究やものづくりに取り組めるのが大きな特徴です。
ドミトリー型教育の成果
現在、15のドミトリーがあり、学生たちはグループ活動を通じて研究発表やコンテスト、海外インターンシップに挑戦しています。その成果の一例を紹介しましょう。
第5回「新潟SDGsアワード」受賞
SDGs Design International Award 2024 で特別賞受賞
NHK学生ロボコン大会(2024年6月9日) 決勝トーナメント進出&全国ベスト4、特別賞受賞
能代宇宙イベント CanSat競技ランバック部門優勝
「3大学学生ものづくり・アイディア展in新潟」優秀賞受賞
日本工学教育協会 International Session Award 受賞(ラオスでの異文化問題学習プロジェクト)
ARLISS 2024(アメリカ・ネバダ州)小型衛星打ち上げ大会 Accuracy Award 受賞
これらの成果は、新潟大学工学部の学生が国内外で活躍し、高度な技術力とチャレンジ精神を身につけていることを証明しています。
あなたもファーストペンギンになろう!
新潟大学工学部のドミトリー型教育を通じて、世界で活躍できるエンジニアを目指しませんか?自らの可能性を広げ、学年と興味分野を越えたチームで、新たな挑戦を楽しみながら、あなたも「ファーストペンギン」として、未知の探索研究に飛び込んでみましょう!

