物性物理学とは、私たちの身近にある物質の性質を量子力学や統計力学といった物理学の知識を使って解明する学問です。 この世界には百種類ほどの元素しか存在しませんが、組み合わせる元素の種類や組成、結晶構造の違いによって物質の種類は無数にあり、その性質も多種多様です。 物性物理の魅力的な現象には、電子スピンの整列によって起こる「磁性」や、電子がクーパー対を組むことによって起こる「超伝導」などがあります。 これらの現象は、電荷の自由度だけではなく、スピンや軌道、副格子といった他の内部自由度と複雑に絡み合うことで、「多極子」や「エキゾチック超伝導」といった現代物性物理学の重要なテーマを生み出しています。 本研究室では、こういった魅力的な性質を示す物質を理解するため、量子統計力学に基づく解析計算や第一原理計算に基づく数値計算を用いた研究を行っています。
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