活動報告

新潟大学若手データサイエンスコロキウム2023(YDSC2023)

 昨年度から,新潟大学フェローシップ情報・AIフェローシップ学生による企画・運営となりました「新潟大学若手データサイエンティストコロキウム2022を1/25(水)に開催しました.当初は,新潟大学附属図書館(中央図書館)ライブラリーホールでの対面開催とオンライン配信のハイブリッド開催の予定でしたが,寒波到来による天候の悪化のため,急きょ全面オンライン開催に切り替えることになりました.参加者人数は64名でした.

 2件の招待講演もオンラインで行ってもらうことになり,1件目は山形大学 安田 宗樹 教授の「統計を使うと何かイイコトあるの? ~ 統計的機械学習の神髄 ~」という講演で,統計的機械学習を中心に、特に一般的な機械学習と統計的機械学習の違い・優位性について非常に分かりやすくご講演いただきました.2件目は芝浦工業大学 山崎 託 准教授の「未来のスマートシティに向けた低空域デジタルツインを実現するための取り組み」という講演で,無線ネットワーク技術の具体的な応用例を中心にご講演いただきました.特に3次元空間の自由走行が可能になる,複数のドローンの制御実験について紹介していただきました.

 当初,一人一人ポスターを掲示してもらい対面で行う予定だった学生発表も全てZoomで行わざるを得なくなり,一人5分で事前に用意してもらったポスターを口頭発表してもらいました.質疑応答はZoom上でブレイクアウトルームを発表者ごとに作り,そこで質疑応答をしてもらう方法にしました.17名からポスター発表していただき,審査の結果,最優秀賞には自然科学研究科博士後期課程1年の田所祐輝さん,優秀賞には同研究科博士前期課程1年のADEWALE ADESOJI EMMANUELさん,ポスターデザイン賞には同研究科博士前期課程1年の柴野一真さんが選ばれました.最優秀賞と優秀賞は,発表された研究内容の理解ができるか,そして研究内容に関心を持つことができるかという観点で参加者の投票により決定しました.ポスターデザイン賞は,ポスターから研究内容の理解ができるか,そして研究内容に関心を持つことができるかという観点でフェローシップ学生により選定しました.

 急な全面オンラインへの開催方法変更にも関わらず,アンケートでは全体の約8割の方が5段階中4以上の満足度の点数を付けて下さり,平均点でも3.8点でした.


集合写真

最優秀賞  田所祐輝さん  

優秀賞 ADEWALE ADESOJI EMMANUELさん

ポスターデザイン賞 柴野一真さん