活動報告

「筑波大学C-AIR・新潟大学BDA連携キックオフシンポジウム」を開催しました。

 新潟大学ビッグデータアクティベーション研究センターは、「筑波大学C-AIR・新潟大学BDA連携キックオフシンポジウム」を、2021年9月27日(月)に、オンライン形式で開催しました。

 当日は、筑波大学/新潟大学、茨城県/新潟県関係機関、他大学、企業などから、121人の方々が参加されました

 新潟大学ビッグデータアクティベーション研究センター(BDA)は、2021年5月10日、筑波大学人工知能科学センター(C-AIR)と、人工知能及びビッグデータに関わる教育や研究の推進を強化するため、連携協定を締結しました。本協定は、筑波大学の特徴である学際性を活かした分野横断型の研究体制により構築された基盤技術と応用研究と、新潟大学の分野融合研究/人材育成/産学・地域連携の取り組みを柱に、双方の持つ資源を有効に活用し、先進的な研究開発力の強化、高度人材の育成ならびに研究成果の普及・社会活用の促進に取り組むことを目的としています。

 本シンポジウムでは、両センターの活動と代表的な研究内容を紹介し、これからどのような連携を進めようとしているのかを、参加者の皆様にご理解いただけたと思っています。また、産業技術総合研究所人工知能研究センターの辻井センター長様のご講演で、最新のAI技術と応用事例などを理解していただけたと思っています。

 参加者からは、今後の研究や、自社の事業遂行に、とても参考になったというご感想と期待が多く寄せられました。

 今後、両センターが深く連携することで、両大学の研究を深化発展させていくだけでなく、「人材育成」「地域産学連携」という観点でもシナジー効果を生み出し、AI/ビッグデータを活用して、両地域の活性化に貢献できるよう推進していきます。

筑波大学C-AIR・新潟大学BDA連携キックオフシンポジウム 集合写真
各講演に対する参加者の感想(N=43)

【当日のプログラム】

14:00~ 開会挨拶 筑波大学 副学長・理事 和田 洋

14:05~ 筑波大学人工知能科学センター活動紹介 センター長 櫻井 鉄也

14:20~ 新潟大学ビッグデータアクティベーション研究センター活動紹介 センター長 山﨑 達也

14:35~ 招待講演 「人工知能・データサイエンス:情報処理の新たなフェーズ」

        国立研究開発法人産業技術総合研究所人工知能研究センター センター長 辻井 潤一 様

15:05~筑波大学 研究紹介

(1)分散データをセキュアに統合解析するデータコラボレーション技術

        今倉 暁(人工知能科学センター、准教授)

(2)コミュニティレベルのCOVID-19拡散データ駆動型シミュレーション

          Claus Aranha(人工知能科学センター、助教)

          Larry Nagahara (人工知能科学センター、客員教授/Johns Hopkins Univ.、Prof.)

(3)AI×ドローン×農業が描くヒューマンテクノロジーの未来

          延原 肇(人工知能科学センター、准教授)

15:30~ 新潟大学 研究紹介

(1)異分野融合研究による河川を能動制御するデータ駆動

         安田 浩保(災害復興科学研究所、准教授)

         村松 正吾(工学部工学科電子情報通信プログラム、教授)

         早坂 圭司(理学部理学科物理学プログラム、教授)

(2)バイオインフォマティクスによる新型コロナウイルス研究への貢献を目指して

         阿部 貴志(工学部工学科知能情報システムプログラム、教授)

         齋藤 玲子(医学部医学科、教授) 

15:55~ 閉会挨拶 新潟大学 理事 末吉 邦