活動報告

「第2回データアクティベーションワークショップ」をオンラインで開催しました。

新潟大学ビッグデータアクティベーション研究センターは、「第2回データアクティベーションワークショップ」を、2021年3月19日(金)に開催しました。

このシンポジウムは、一昨年に1回目を開催しましたが、昨年は新型コロナウィルス感染防止のため中止にしました。今回は、オンライン形式での開催を行うことができました。 当日は、本学の教職員、学生、新潟県内の企業、行政機関、また他大学など、76人の方々が参加されました

基調講演として、エヌビディア合同会社の鈴木博文シニアマネジャー、「AIの研究開発および応用の最新動向」というテーマでご講演をいただきました。

次に、本センターの活動報告として、

  • 山﨑センター長より、「BDA研究センターの今年度の活動報告と今後の計画」
  • 医学部の藤原特任准教授より、学内研究事例として「人工知能(AI)は命に関わる場面での専門医の判断に近づけるか?」
  • INSIGHT LAB㈱の遠山代表取締役CEOより、産学連携事例として「Linked Open Dataで構築する『越後データプラットフォーム』」
  • ㈱アイセックの木村代表取締役より、大学発ベンチャー事例として「科学的エビデンスを用いた次世代の健康づくり」

の4件をプレゼンテーションしていただきました。

そして、ディスカッション(意見交換)の時間では、山﨑センター長の進行のもとで、基調講演いただいた鈴木様、長岡技術科学大学の湯川副学長、新潟県立大学の石塚教授、および本学の牛木学長、末吉理事から、「BDA研究センターへの期待」を語っていただきました。また、ご参加いただいた教員や企業の方々からもご意見をいただきました。

現在、Society5.0のビジョンの基で、機械学習などのAI関連技術が進化してきており、データ駆動型社会への変革の波が押し寄せています。しかし、最先端の技術を活用するためには、ビッグデータを収集しクリーニングする能力や、ビッグデータを分析活用するデータサイエンスの基礎的知識が重要になります。 本BDA研究センターへの期待として、県内にあるビッグデータをうまく活用し、多くの人が、このような能力・知識をつけられるような教育・研究環境を作ることが求められているようです。

第2回データアクティベーションワークショップ 集合写真