活動報告

BDA研究センター長が日々是新のトークセッションに登壇しました!

2025年11月13日、日々是新のオープニングイベントとして開催されたトークセッション
「地域から挑む未来課題とディープテック ~ムーンショットに学ぶ産学連携~」 に、新潟大学ビッグデータアクティベーション研究センター(BDA)センター長・山﨑達也教授が登壇しました。


本イベントでは、ムーンショット型研究開発事業に採択された株式会社パンタレイをはじめ、産学連携の最前線で活躍する専門家が集まり、ディープテックの可能性や地域から挑むイノベーション、人材育成のあり方について議論が交わされました。


パネルトークでは、産学連携の現状や課題、地方における人材育成の方向性がテーマとなり、山﨑センター長は、「情報分野は単独で完結するものではなく、工学系や産業分野と横断的に連携することで価値が生まれる」と述べ、複合領域での連携の重要性を強調しました。
新潟大学では、全入学生を対象としたデータサイエンス教育や、社会人向けのNINNOアカデミア講座を通じて地域のデータリテラシー向上を支援していることを紹介し、「技術のシーズと社会のニーズを適切に結び付けられる社会の実現」を目指していると述べました。

また人材育成に関する議論では、「ビジネスにおいてDX人材になるために何を学ぶべきか?」という質問に対し、

「生成AIが急速に普及する現在、AIをブラックボックスとして扱うのではなく、仕組みを理解したうえで適切に活用できる人材の育成が不可欠」

と述べ、AIリテラシーの重要性を強調しました。


さらに「次に何を挑むか」というテーマでは、山﨑センター長は新潟を「データ立県新潟」として発展させていく方針を示しました。

その実現に向け、行政・大学・企業が連携する枠組み「データ駆動イノベーション新潟(D2IN)」を立ち上げたことを紹介。

特に経営層がデータ利活用の重要性を理解し、データ人材が社内で正当な評価を受けられる環境づくりが不可欠だと強調しました。


また、その基盤づくりとして、新潟大学大学院に新設した「情報社会デザイン科学コース」を紹介。ビジネスと情報の双方に精通した人材育成を進めることで、

「新潟で、ビジネスやサイエンスなどあらゆる分野でデータを武器に挑戦できる環境をつくりたい」と述べ、地域とともに「データ立県新潟」を推進していく決意を示しました。

右から二人目が山﨑センター長

※当日の詳細は以下、「日々是新」Webページのオンライン視聴アーカイブをご覧ください。

トークセッション・講演会|日々是新 -ヒビ コレ アラタ-