活動報告
新潟大学データサイエンス・AIシンポジウム2025を開催しました
2025年9月17日アートホテル新潟駅前にて、「新潟大学データサイエンス・AIシンポジウム2025」を開催いたしました。本シンポジウムは、急速に進展するAIやデータサイエンスの最新動向を共有するとともに、産・官・学における幅広い立場の参加者との交流を通じて、今後の連携を一層深めることを目的として開催されたものです。当日は学内外より約80名の参加があり、活発な議論と交流の場となりました。

■プログラム
・13:00-13:05 開会挨拶 新潟大学 学長 牛木辰男
・13:05-13:40 特別講演
株式会社アイシン DS部(データサイエンス部)部長 加藤浩明 氏
「AIと自動車産業の進化 ~アイシンにおけるAI活用の実態~」
・13:40-14:20 ビッグデータアクティベーション研究センター活動報告
新潟大学 BDA研究センター 山﨑達也 センター長
・14:20-15:50 ポスター発表展示 兼 コーヒーブレーク
・15:50-16:50 招待講演
理化学研究所センター⾧/東京大学教授 杉山将 氏
「機械学習研究の現状と今後の展望」
・16:50-17:00 閉会挨拶 新潟大学 理事・副学⾧ 末吉邦
※シンポジウム終了後 懇親会を開催
■シンポジウムの概要
〇開会挨拶
開会にあたり、牛木学長よりご挨拶がありました。AIが社会全体に大きな影響を与える中、その可能性と課題について議論を重ねる必要性が強調され、本シンポジウムが知見の共有とネットワーク形成の場となることへの期待が述べられました。

〇特別講演
株式会社アイシン データサイエンス部 部長 加藤浩明 氏をお迎えし、
「AIと自動車産業の進化 ~アイシンにおけるAI活用の実態~」 と題した特別講演が行われました。
AI部門の成長過程や導入事例が具体的に紹介され、参加者からは「実践的で参考になった」「企業の取組の裏側を知ることができ大変有意義だった」との声が寄せられました。

〇ビッグデータアクティベーション研究センター活動報告
続いて、本学ビッグデータアクティベーション研究センター(BDA研究センター)の山﨑センター長より活動報告がありました。人材育成や地域創生への取り組み、学生が新たな挑戦に取り組める学習環境の整備などが紹介され、参加者からは「今後の活動を応援したい」「幅広い取り組みを理解できた」といった感想が寄せられました。

〇ポスター発表展示 兼 コーヒーブレーク
その後、BDA研究センターの活動紹介に加え、医歯学や自然科学をはじめとする多様な研究分野のポスター(18件)が紹介されました。参加者同士が自由に意見交換を行い、研究領域を越えた交流の場となりました。

〇招待講演
理化学研究所 センター長/東京大学 教授 杉山氏より、
「機械学習研究の現状と今後の展望」 と題した招待講演を賜りました。
理化学研究所の組織体制から、機械学習分野の最新研究や世界的な動向、今後の展望について包括的にご紹介いただき、「研究の最前線を知ることができた」「共同研究の可能性を考える契機となった」との感想が多く寄せられました。

〇閉会挨拶
最後に、末吉理事・副学長より閉会の挨拶がありました。本日の講演や発表を通じて得られた知見が、今後の研究・連携の発展につながることへの期待が述べられ、参加者による活発な議論と交流が本シンポジウムの意義を具現化したものであると総括されました。

〇親会
シンポジウム終了後には、同会場にて懇親会が開催されました。学内外の参加者が和やかな雰囲気の中で交流を深め、今後の連携や共同研究の可能性について活発に意見交換が行われました。

本シンポジウムで得られた成果を踏まえ、BDA研究センターは引き続きデータサイエンス・AI分野の研究と教育を推進し、地域および社会の発展に貢献してまいります。