2020年度
受賞論文及び各種表彰

年度ごとの受賞・表彰

電子情報通信学会アンテナ・伝播研究会 学生奨励賞

内 容

大学院自然科学研究科博士前期課程1年生(指導教員:工学部電子情報通信プログラム 金ミンソク准教授)の熊倉啓一朗君が, 電子情報通信学会アンテナ・伝播研究会で学生奨励賞を受賞しました(2020年12月17日)。

受賞論文

熊倉啓一朗・唐 率欽・金, ミンソク, ビームステアリング型チャネルサウンダを用いたミリ波帯伝搬チャネルパラメータ推定, 信学技報AP2020-37, 2020年9月.
熊倉啓一朗・唐率欽・金ミンソク, ビームステアリング型ミリ波帯双角度チャネルサウンダの構築と到来波推定, 信学技報AP2020-20, 2020年7月.

関連リンク

https://www.ieice.org/cs/ap/tcap/ap_awards/kamiki2020/

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熊倉啓一朗君が学生奨励賞を受賞

汚泥灰からのリン資源回収・肥料化事業 1月23日JBMC新潟ラウンドBSN新潟放送賞受賞

新潟大学工学部スマートドミトリーで活動している「下水汚泥灰からリンを回収する資源循環技術の開発」班の研究内容をビジネスモデルとして、1月23日に行われたビジネスコンテスト「JBMC新潟ラウンド」に参加し、BSN新潟放送賞を受賞

内 容

食を支える要素には肥料があり、肥料にはリンが必要不可欠です。しかし日本はリン資源が乏しく、全量を輸入に依存しています。また可採年数も限られている現状です。国内でのリン資源確保が課題となっているなか、下水処理場から排出される下水汚泥灰からリンを回収する二段階溶出法を開発しました。この二段階溶出法により下水汚泥灰に含まれている人体に有害な金属・重金属を除去することに成功し、さらに高効率でリンを回収することが可能になりました。これにより国内でのリン資源循環サイクルが構築され、国際連合が定めた持続可能な開発目標であるSDGsにも貢献できます。

 今回のビジネスコンテストでは、下水汚泥灰から回収したリン資源を肥料として販売することを目的とした事業をテーマとして取り組みました。二段階溶出法でのリンの高効率回収や原材料の低コスト化を実現し、経済的に確立可能な事業案を提案しました。顧客を営農者と想定し、ホームページやネット広告、チラシなどで顧客との接続を図ります。販売経路としてはインターネット販売や企業と契約して販売することを考えました。

この事業では先に述べたSDGsへの貢献以外にも、下水汚泥灰を使用することで廃棄物処理量を削減し、埋め立て地問題の解決にも貢献できる社会的意義を持っています。またこの先リン資源の確保は重要な問題になることから、事業の安定した確立が期待されます。

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JBMC新潟ラウンドBSN新潟放送賞受賞
受賞者(左から)星野由佳、富樫武夫、西村和樹

国際会議でExcellent Poster Awardを受賞しました

国際会議名

2020 IEEE 9th Global Conference on Consumer Electronics

賞の名称

IEEE GCCE2020 Excellent Poster Award (On-demand) Silver Prize

発表者氏名

Takuya Kawase, Mamoru Iwaki

発表演題名

Emotional Communication Assist Interface App for People with Dysarthria

松永 顕二君(博士前期課程1年生)が生体医工学シンポジウム2020でポスターアワードを受賞しました

大学院自然科学研究科博士前期課程1年生(指導教員:工学部人間支援感性科学プログラム 堀潤一教授)の松永 顕二君が,生体医工学シンポジウム2020(2020年9月18-19日,岡山オンライン)で発表した下記の研究が,ポスターアワードを受賞しました。

著 者

松永 顕二(自然科学研究科博士前期課程1年),堀潤一

タイトル

色反転実写画像による定常状態視覚誘発電位の基礎研究

関連リンク

http://jbmes2020.jsmbe.org/index.html

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生体医工学シンポジウムポスターアワードの受賞

山﨑達也 教授(知能情報システムプログラム)が日本シミュレーション学会の令和2年度学会賞の論文賞を受賞しました

知能情報システムプログラムの山﨑達也 教授が、日本シミュレーション学会の令和2年度学会賞の論文賞を受賞しました。受賞対象論文は、日本シミュレーション学会論文誌10巻1号に掲載された論文「都市避難シミュレーョンにおける追従性心理の導入と遅滞リスク軽減モデル提案」(著者: 玉井拓之, 山﨑達也 , 大和田泰伯, 佐藤剛至,柄沢直之)で、都市レベルの大規模な災害時の避難行動をコンピュータ上で忠実に再現するために、避難する際に多くの人が逃げる方向に同調してしまう追従性という心理特性を導入したものです。同論文誌の2018年から2019年に掲載された論文の中で、最も独創性の高い優秀な研究論文として評価されたものです。

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日本シミュレーション学会の論文賞を受賞
日本シミュレーション学会の論文賞を受賞

自然科学研究科修士2年生が臨床バイオメカニクス学会優秀論文賞を受賞

受賞者

平野健流(自然科学研究科電気情報工学専攻人間支援科学コース・博士前期課程2年)
林 豊彦(新潟大学・名誉教授)
渡邊 聡(新潟医療センター整形外科)
古賀良生(北越病院整形外科)

受賞論文

円板状半月板が大腿骨顆部形状に与える影響,臨床バイオメカニクス, Vol.41, pp.7-12, 2020.

日本臨床バイオメカニクス学会は、バイオメカニクス(生体力学)を専門領域とする整形外科医と工学者からなる学際的な学会で、日本の当該分野では最も権威ある学会である。令和2年に学会誌で発表された65編の原著論文から2編(医学系1編、工学系1編)が優秀論文に選ばれた。今回受賞した膝疾患の研究は、長年、工学部、医学部保健学科、新潟医療センター整形外科からなる新潟バイオメカニクスチームが長年取り組んできた研究課題であり、その共同研究の実績が評価された。筆頭著者の平野君は博士前期課程の学生であり、学生でも論文賞を受賞できる最先端の研究が行えることを示している。

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第47回日本臨床バイオメカニクス学会 in Niigataでの表彰式
共著者の林 豊彦先生(右)、古賀良生先生(左)との記念撮影

長尾雅信 准教授(協創経営プログラム)の研究チームが、日本マーケティング学会ベストオーラルペーパー賞を受賞しました

2020年10月18日開催された日本マーケティング学会にて、若林宏保 氏(㈱電通)、中村祐貴 氏((株)電通マクロミルインサイト)、徳山美津恵 教授(関西大学)と長尾雅信 准教授の共同研究がベストオーラルペーパー賞を受賞しました。
本研究では、首都圏在住者に日本の各都市(県庁所在地ならびに政令指定都市)に対する行動意向と意味構造の調査を実施し、日本の各都市のイメージ連想を4つに類型化した上で、それぞれに戦略的示唆を提示しました。

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ベストオーラルペーパー賞

関連リンク

http://www.j-mac.or.jp/oral/dtl.php?os_id=261

崔森悦准教授の研究が、日本光学会「2019年日本の光学研究」に選定されました

工学部・崔森悦准教授、村松正吾教授、及び、医学部・日比野浩教授グループとの医工連携による研究成果が、日本光学会「2019年日本の光学研究」に選定され、学会誌「光学(第49巻6号)」に掲載[2]されました。
選定の対象になった論文[1]では、生体内のナノオーダーの微小振動を断層ごとに撮像する光学顕微装置を開発し、生きた動物の内耳感覚上皮帯振動(音波刺激による23 kHz, 数10〜100nmの微小振動)を3次元的に計測し可視化に成功しました。
本研究は、内耳など様々な生体のメカノバイオロジー機能解明や、将来の機能的生体計測・可視化技術の発展につながるものとして期待できます。

関連論文

[1] S. choi, F. Nin, T. Ota, K. Sato, S. Muramatsu, and H. Hibino, "In vivo Tomographic Visualization of Intracochlear Vibration Using a Supercontinuum Multifrequency-swept Optical Coherence Microscope," Biomed. Opt. Express, vol. 10, pp. 3317 (2019).
[2] 生体振動のen-face可視化〜内耳感覚上皮帯の振動を見る光断層振動撮像顕微鏡,光学,49巻6号,pp. 247(2020).

G-DORM短期留学受入プログラムがマイナビインターンシップアワードで優秀賞を受賞!

マイナビ第3回『学生が選ぶインターンシップアワード』において,G-DORM短期留学受入プログラムで本学工学部と「公益社団法人つばめいと」が連携して取組む国際グループワーク・インターンシップが「優秀賞」を受賞しました。
このアワードは,学生の社会的・職業的自立に貢献したインターンシッププログラムを表彰する,日本最大級のアワードです。「優秀賞」は,他社の模範となる取組みを実施し,その成果が認められる大学等または企業・団体に表彰されるものです。
今後も,今回の受賞プログラムも含め,国内外において実施する短・中・長期の国際GWインターンシップをさらに充実させることで,グローバルキャリアビジョンを有し,かつ諸外国との懸け橋となる人材の育成に一層尽力して参ります。

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能代宇宙イベント2019 缶サット

関連リンク

https://internship-award.jp/report/award/a98430/