研究の目的、概要、期待される効果
情報通信技術(ICT: Information and Communications Technology)は、今や生活インフラを支える基盤技術として、社会に浸透してきています。当研究室では、ICTをあらゆる産業の基盤として利活用すること、そして、人と調和するICTのあり方をユーザ中心の視点に立って研究すること、を研究室の柱として据えて、基礎から応用まで幅広く研究開発しています。
当研究室の研究スタイルは右図のようにまとめられます。我々が生活する現実社会からセンサなどを用いて様々なデータや情報を収集します。これらはビッグデータやオープンデータとして、クラウドシステムなどで行われる情報分析や知識処理により、新たなサービス創出や知識の抽出に用いられます。そして最終的に、これらのサービスや知識が我々の生活へフィードバックされます。このようなサイクル自体を、ユーザのニーズを把握した上でデザインすることがスマートライフの実現であると考えております。
下の図は具体例の一つですが、スマホをセンサとして、ユーザが感じる利用サービスのレベルを、ユーザ体感品質(QoE: Quality of Experience)として評価してもらった結果を、埼玉県と新潟県の比較で可視化したものです。


アピールポイント
ICTのシステム化を考えているので、応用に近いレベルでの研究ができます。
ユーザをシステムの一部として考えるため、新世代のデザインに沿った研究になります。
つながりたい分野(産業界、自治体等)
現在よりも一歩先行くサービス開発を考えておられる企業などとコラボレーションできればいいと考えています。