新潟大学工学部
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大学院での研究
いま企業は大学院生を求めている めざせ修士、めざせ博士!
理工系分野では、科学技術の急速な発展によって学習内容が広範かつ高度になったため、4年間では専門基礎教育と先端技術教育の両立が難しくなっています。そこで多くの理工系学部では、大学院を含めた6年一貫教育が一般化してきました。また企業の技術系の求人でも、幅広い知識、実践能力、研究開発能力が求められています。そのため、一流企業の採用では大学院修了生が中心となっています。新潟大学・工学部でも卒業生の約6割が大学院に進学し、このような社会ニーズに応えています。
新潟大学工学部の大学院組織である「自然科学研究科」は、工学だけでなく、理学・農学を含めた幅広い科学・技術分野をカバーしており、未来を切り開く最先端の研究を行っています。自然科学研究科の教育課程は、博士前期課程(修士2年)と博士後期課程(博士3年)の2つからなり、修了時にはそれぞれ修士(工学)と博士(工学)の学位が与えられます。大学院の指導教員は全員が博士号を有しており、学生や企業といっしょに国際水準の研究を行っています。みなさんも修士、さらに博士をめざしてみませんか?
博士課程
大学院での研究
新潟大学 大学院  自然科学研究科 材料生産システム専攻
 
コンピュータ支援整形外科手術
 材料生産システム専攻は,人々の生活の「質」を向上させることを目的として,そのために必要な新しい材料の創成,便利な機能を持つ装置の設計・開発・評価および制御システムの構築,などに関する研究を行っています。加えて,それらを幅広い分野へ応用することで,人々がより暮らしやすい社会を造り上げる助けになるべく頑張っています。
 例えば,人々の生命や健康に直結する医療・生体材料分野の研究として,人工関節の衝撃試験による耐久性評価やコンピュータシミュレーションによる手術支援・評価システムの構築が行われています。このように人工関節の機能改善・利用促進が進むことで,症状を抱える人々は大きな恩恵を受けられることとなります。
 また,人類全体が直面する重要な課題である資源・エネルギー分野の研究として,太陽光を集光して得られる高温太陽熱を利用して水を2段階分解し水素を製造する,水素エネルギー利用技術の開発が行われています。この方法はクリーンでかつ酸素と水素の両方が回収できるというメリットがあります。
 更に,導電性ソフトマテリアルによるスマート電子デバイスの開発およびセンサとしての応用も行われています。生物の感覚器が持つ高性能・高効率な機能を上手に真似することで,今までに無かった新しいセンサを造り出す事が可能となってきています。
新潟大学 大学院  自然科学研究科 人間支援科学専攻
 
歩行再建に向けた神経工学的アプローチ
  福祉人間工学科に密接に関連する専攻が「人間支援科学専攻」です。 この専攻では,医用機器・システム,生体工学,高齢者や障害者の自立支援機器・システムなどの「医療・福祉工学」と,生活環境科学,健康・スポーツ科学,リハビリテーション工学,生体生理工学,人間工学などの「生活支援科学技術」に関する高度な教育と研究をおこなっています。
現在進められている研究テーマは次のようなものです。
 * 階段を上り下りできる「脚」をもった車椅子ロボット
 * 知能をもち人間のような高度な作業ができるロボット
 * 頭で考えるだけでコンピュータを操作するブレインコンピュータインタフェース
 * 視覚障害者がさわって理解する触地図の自動作成システム
 * 人の注視点リアルタイム計測技術を利用した拡大読書器システム
 * 肢体不自由者のコミュニケーションを支援する各種機器
 * 光集積回路技術を利用した医療・セキュリティ分野向けの新しいセンサ
 * 携帯端末のSARプローブの校正方法の確立
 * 友人関係の形成やいじめ創発の人工学級シミュレーション
 * 脊髄損傷者の歩行機能回復のための神経工学的アシスト
 * 聴覚機能の工学的モデル化と実現
 これらの研究を,新潟大学の他の学部・研究科の先生方,あるいは国内外の様々な大学・企業・研究機関・団体と共同で推進しています。
 あらゆる人の生活全般を等しく支援する科学技術創造の楽しさを大学院で経験して下さい。
新潟大学 大学院  自然科学研究科 数理・情報電子工学専攻
 
フレキシブル有機EL素子
   「数理・情報電子工学専攻」の対象とする分野はハードウエアからソフトウエアに至るまで非常に幅広く,現代の高度科学技術社会の進歩を加速させるうえで極めて大きな役割を果たし,その知識や技術は多方面から求められています。そこで本専攻では,分野を「知能情報科学」,「電子・エネルギー工学」,「先端情報通信」,「数理科学」の大きく4つに分け,構成されています。それぞれの研究分野が扱う内容は,以下の通りです。

「知能情報科学」
コンピュータグラフィック,コンピュータビジョン,設計自動化,自然言語処理,機械翻訳,福祉エレクトロニクス,地理情報システム,人工知能,計算論理学,関数解析学,代数解析学,関数方程式などに関する分野
「電子・エネルギー工学」
電気電子工学分野や情報通信分野に関わる電気エネルギーやエレクトロニクス,通信システム,光・計測制御,応用光学などに関する分野
「先端情報通信」
情報通信ネットワーク,波動情報工学,画像信号処理の基盤技術などに関する分野
「数理科学」
自然や情報構造にあらわれる数理科学,その構造の解析に関する分野
 この4つの研究分野のうち,「知能情報科学」,「電子・エネルギー工学」,「先端情報通信」の3つは,工学部の情報工学科及び電気電子工学科と密接に関係し,「数理科学」は,理学部の数学科と密接に関係しています。
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Niigata University