「数理・情報電子工学専攻」の対象とする分野はハードウエアからソフトウエアに至るまで非常に幅広く,現代の高度科学技術社会の進歩を加速させるうえで極めて大きな役割を果たし,その知識や技術は多方面から求められています。そこで本専攻では,分野を「知能情報科学」,「電子・エネルギー工学」,「先端情報通信」,「数理科学」の大きく4つに分け,構成されています。それぞれの研究分野が扱う内容は,以下の通りです。
「知能情報科学」
コンピュータグラフィック,コンピュータビジョン,設計自動化,自然言語処理,機械翻訳,福祉エレクトロニクス,地理情報システム,人工知能,計算論理学,関数解析学,代数解析学,関数方程式などに関する分野
「電子・エネルギー工学」
電気電子工学分野や情報通信分野に関わる電気エネルギーやエレクトロニクス,通信システム,光・計測制御,応用光学などに関する分野
「先端情報通信」
情報通信ネットワーク,波動情報工学,画像信号処理の基盤技術などに関する分野
「数理科学」
自然や情報構造にあらわれる数理科学,その構造の解析に関する分野
この4つの研究分野のうち,「知能情報科学」,「電子・エネルギー工学」,「先端情報通信」の3つは,工学部の情報工学科及び電気電子工学科と密接に関係し,「数理科学」は,理学部の数学科と密接に関係しています。