新潟大学工学部
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卒業生からのメッセージ
MECHANICAL AND PRODUCTION ENGINEERING
機械の卒業生
平成23年 機械システム工学科卒業
平成25年 新潟大学大学院博士前期課程修了
勤務先 コニカミノルタ株式会社
現在、産業用インクジェットプリンターの開発、主に設計を行っております。写真は、私が開発に携わったプリンターです。設計を行うにあたり機械力学や材料力学はもちろん、設計案件によっては流体、熱力学等の知識が必要となることがあります。そんな時は、大学時代の教科書を引っ張り出してくることもありますが、昔のメモが残っていたりして意外と重宝しています。
在学中は、配管内を流れる流体の可視化をテーマに研究を行っておりました。現在の職種とは直接の関係はありませんが、教授陣や同級生とのコミュニケーションのとり方や目標に向けた実験計画の立て方、研究への取り組み方等が現在の業務の基盤になっていると感じます。
研究がピンポイントで業務に役立つ方は少数だと思いますが、研究に限らず大学で真剣に取り組んだことは必ず生きてくると思います。貴重な学生生活を全力で楽しんでください。
ELECTRICAL AND ELECTRONIC ENGINEERING
電電の卒業生
平成18年 電気電子工学科卒業
勤務先 防衛省防衛大学校 通信工学科 助教
卒業研究では、電子回路による基礎的な制御技術を用いて、レーザーの波長を制御するという研究を行っていました。現在でも、この研究に関連した研究も行っています。研究の基礎は電気電子工学科で学んだ制御の知識や電子回路に関する技術を発展させたものです。学生時代に学べば学んだだけ、将来の力となります。日本の大学では、私も含めて大学生時代に勉強をしっかりとせずに過ごしてしまうことがありますが、自分の時間を自分の裁量で使用できる大学時代を有効に活用し、未来の礎を築いてください。
INFORMATION ENGINEERING
情報の卒業生
平成23年 情報工学科卒業
平成25年 新潟大学大学院 博士前期課程修了
勤務先 キヤノンイメージングシステムズ株式会社
在学中は商標図形などのベクタ画像を対象とした類似画像検索に関する研究を行っていました。入社後は、バーコードリーダの画像処理アルゴリズム検討や複合機のファームウェアの設計・開発に取り組んでいます。情報工学科では単純にプログラミング言語を学ぶだけではなく、ソフトウェアの背景にあるハードウェアの動作原理やソフトウェアを効率よく動作させるために必要な数学等の基礎的な知識を幅広く学ぶことができます。組み込み開発という分野で働くにあたって多くの知識が求められる現在、新潟大学で学んできたことが大いに役立っていると感じています。これから新潟大学に入学される皆さんも、将来の仕事でどのような知識が必要となるか分かりません。仕事に必要な新たな知識を素早く吸収するための助けとなるように、皆さんには大学で多くのことを学んでほしいと思います。
BIOCYBERNETICS
福祉の卒業生
平成27年 福祉人間工学科卒業
勤務先 株式会社 ホンダロック
卒業研究では、人の運動機能を目的としたトレーニングを行うための小型ロボットの開発を行いました。現在は、自動車部品開発における製品の性能評価を主な業務としています。製品開発を行う中でよく「使われ勝手」という言葉をよく耳にします。これは、開発者の立場で、製品を利用する人の目線に立ち、その使われ方を考えたものづくりができているか意識するために用いられる言葉です。福祉人間工学科では、人の目線に立ったモノづくりというものを意識する機会が多く設けられていましたが、その特色を今の職場でも活かすことができています。
皆さんには、学生である間にたくさんの人と交流してもらいたいと思います。新潟大学は、様々な学部学科のある総合大学でもあり、また私は在学中、寮に入っていたこともあって、様々な専門を持った人たちと交流することができました。そういった人たちとの繋がりは、卒業後の今も続いており大きな資産となっています。 ぜひそういった交流や経験をおおく積んでいただきたいと思います。
CHEMISTRY AND CHEMICAL ENGINEERING
化学の卒業生
平成22年 化学システム工学科卒業
平成24年 新潟大学大学院博士前期課程修了
勤務先 デンカ生研株式会社
在学中は太陽光熱を利用した水からの水素製造に関する研究を行っていました。入社後は病院で使用する検査試薬の製造業務に携わっています。現在、大学で行っていた研究内容とは少し離れた仕事に従事していますが、化学の知識や分析機器の取り扱い方等、大学時代に学んだ数々の知識と経験が活かされています。また、大学の研究生活で培われた自ら考え、調べ、行動に移す姿勢は、現在仕事を行う上で大いに役立っています。大学時代は、様々なことにチャレンジできる環境や時間があります。その機会を無駄にすることなく、自らどんどん行動して、有意義な大学生活を過ごしてほしいと思います。
CIVIL ENGINEERING AND ARCHITECTURE
建設の卒業生
平成20年 建設学科(社会基盤工学コース)卒業
平成22年 新潟大学大学院博士前期課程修了
勤務先  日本工営株式会社
大学では構造や水理、地盤、コンクリート、環境など土木分野全般の基礎を学び、大学院では応用力学を専門として形状最適化手法に関する研究に取り組んでいました。現在は建設コンサルタントに所属する土木技術者として国内の空港施設の調査・計画・設計業務に携わっています。在学中に学んだ土木分野全般の知識や、大学院での研究で培った課題の解決方法を探究する力は、技術者としての自分の根幹となっていることを実感しています。
新潟大学は、専門分野内外問わず様々な勉強や活動などのアクションを考え、実践できる環境が整っていますので、皆さんには、是非、それぞれ自分なりにやりたいこと、やるべきことを見定めて積極的に取り組み、また、実践してきたことに自信を持ってほしいと思います。
MATERIALS SCIENCE AND TECHNOLOGY
機能の卒業生
平成24年 機能材料工学科卒業
平成26年 新潟大学大学院博士前期課程修了
勤務先 三菱電機株式会社
大学では、太陽電池用透明電極としての応用が期待されている透明導電性薄膜について研究していました。現在は、住環境設備・システムの開発・設計業務に従事しております。現業務は、私が研究していた内容に直結したものではありませんが、機能材料工学科で学んだ幅広い知識と経験は、製品開発・設計業務を行うにあたり大きな支えとなっています。現業務での、新たなテーマに積極的に取り組み、問題を解決するための手段を調べ、考え、実践する姿勢は、大学時代に研究仲間と真摯に議論しながら研究を行ってきた経験が根幹となっていると考えます。大学生活では、様々な問題や分からないことをそのままにするのでなく、将来の糧となるよう、友人と協力し合って一つ一つクリアしていくことを心がけて過ごしてほしいと思います。
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