悠久会の広場

悠久会だより

工学部大会議室の扁額について

[残心]

處静観動

記念創立五十周年
臨川題[忠印][臨川]

<解説>
「静に處(処、よ)りて動を観る」は朱子学で有名な南宋の朱熹による「朱子文集」の一部で、落ち着いて考察することの意。揮毫は竹内臨川先生(本名忠雄、本学教育学部名誉教授、明治40年中頸城郡板倉町生まれ、高田師範学校専攻科卒業、昭和61年逝去、享年79歳)によるもの。本学旧正門銘板の題字も竹内先生によるもので、新正門銘板や公式ロゴマークのデザインにも用いられている。工学部創立五十周年の昭和48(1973)年は先生ご退官の年にも当たる。この扁額は旧長岡校舎の学部長室に掲げられていた。同年、同題の扁額が新潟県立近代美術館にも収蔵されている。(文責:岡崎篤行)

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