研究室について

長尾研究室

地域ブランディング,関係性マーケティング,企業と社会の協創

研究室について

既存の枠組みで社会の諸課題の解決が困難となった現代、大学には社会の知の拠点として、自治体や企業、市民などと連携し、社会課題の解決を目指し地域の発展に寄与するという役割の強化が求められています。
本研究室ではマーケティング、ブランディング、CSR(Corporate Social Responsibility)やSDGs(Sustainable Development Goals)の領域で、産官民連携によって社会課題の解決に結びつく教育・研究に取り組んでいます。
研究室では特に、プレイス・ブランディングの分野への理論的・実務的貢献を目指してきました。
近年、日本政府は観光立国を掲げるようになり、新潟県の重要課題にも交流人口の拡大が示されました。世界的にも「場所そのもの」のブランド化、すなわちプレイス・ブランディングに焦点が当たっています。それにより、観光客等の来訪者や移住者を地域に誘引し、経済的な発展を目指すと同時に、居住者による地元愛の醸成を通じて地域コミュニティの活性化を図ることが目指されています。
プレイス・ブランディングでは、さまざまな人々が主体的に場所の意味付け(センス・オブ・プレイス)を行うことで、抽象的な空間(ロケーション)が意味のある場へと変化していくと捉えています。
研究室では他の研究機関、企業、自治体などと共同研究を行い、テキスト・マイニングによるプレイス・ブランド認識分析や、フィールドワークに基づいた定性分析、地域の人々とのワークショップ等により、プレイス・ブランディングの内実について研究しています。学生の皆さんも地域の人々や企業、自治体との協働プロジェクトを通じて、課題発見力、企画立案力、コミュニケーション力を高めています。

教員について

研究室の人々

<Researchers>
八木敏昭
<Students>
荻野祐己,木村慎之介,白田都,中村航平
<Lab Alumni>
・新潟大学 大学院 現代社会文化研究科 後期博士課程
石塚千賀子(2017年度学位授与)
『非生活必需品のリピート購買における販売員の役割と消費者態度の変化』
博士論文の要旨
山崎義広(2016年度学位授与)
『多主体協働による地域ブランド構築の構図―中山間地の動態的把握による研究』
博士論文の要旨
・新潟大学 専門職大学院 技術経営研究科
2018年度修了 小林晴仁
2017年度修了 大場純慈 笠原道代 曲雯
2016年度修了 戸松茂雄 野尻大和 梁舒晴
2015年度修了 藤縄美栄子 藪有為子
2014年度修了 萩原若菜 星敬太 八木敏昭
2013年度修了 眞島卓 山崎義広
2012年度修了 細野泰介 渡邉高志
2011年度修了 鈴木森人 西山輝美
2010年度修了 北川裕子
2009年度修了 早川大輔 李芳 冷杉
・新潟大学 工学部
冨樫南
・新潟大学 経済学部
石田装子 尾形悠貴 草間栞那 佐竹帆乃花 辻川真由 村上勇輝 間島嵩穂 大森貴恵 大矢僚雅 岡田笙 加藤大輝 加藤崇紘 小山祥 菅野彩 鈴木美咲 仙波尚央 中野直哉
天田沙耶花 伊藤武真 大瀧菜果 熊谷真帆 児玉康司 長沢果南 沼沢有希 橋本英哲 山口未紗 荒井俊幸 荒川佳芙美 安藤道矢 五十嵐美樹 小川茉南 神田大志 沢崎勇真 長谷川里菜 林聡子 藤森崇行
赤松旺 阿部大介 安藤陽子 小谷野武 小林すずこ 佐伯杏奈 田中美帆 中澤優作 松田穂香 丸山陽平 伊丹司 鎌田里花子 佐藤諒 園直樹 仲村真紀 馬場和也 堀新悟 松井一樹 山田直人
蝦名大樹 小川いずみ 葛島文名子 小林赳寛 島倉萌 橋本友里恵 森林陽介 小川嘉迪 小山真奈美 黒井優 須貝春花 高橋沙也加 高山萌 山井あかり 米山弘朗
青柳亮佑 荒川智匡 亀山友貴 川上藤美 剱持直哉 胡明涛 桜井里佳子 西野未希 藤原智也 松本華奈 皆川直毅 吉田和菜 渡邉健太 荒川智世 加藤克人 神田美咲 桑原伸夫 柴田文香 菅谷麻衣 鈴木森人 田覚賢幸 土田麻矢 中沢恵里奈 本田哲朗
(以上、敬称略)

修了生の声

石塚千賀子さん
私は当時都内で働きながら長尾研究室で学びました。実務では、どんなに環境が変わろうとも売上増加が至上命令で、人の管理も容易ではありませんでした。時間のやりくりが難しかったのですが、私にとって唯一、悩んだり先のことをじっくり考えたり、相談できる場所がここでした。あらたな問いを立てることの意義や、諦めないでコツコツやることの尊さを学ばせていただきました。また、何を学ぶかと同じかそれ以上に、どのような方に師事するかは私にとって重要です。長尾研究室は“strength of weak ties”をもたらしてくれる知的であたたかな場であり、今もここ一番の重要な案件はゴッドファーザーに相談する次第です。
大場純慈さん
私は39歳のとき新潟大学大学院技術経営研究科に入学し、2年次にプロジェクト・レポート(修士論文)の指導教員として長尾先生に師事しました。長尾先生に師事したのは、1年次に長尾先生の授業を受講し、ご自身の研究分野のみならず幅広い交流関係や経験に裏打ちされた指導に感銘を受けたためです。レポート作成にあたり長尾先生から指導を受けるたびに、新しい視点に気づくことができました。勤務先で課題解決策を検討する際、より複合的な視点で捉えることができるようになったのは、長尾研究室での学びの賜物です。多くの方が、長尾先生との学びにより自身の可能性を広げることを願っています。
伊藤武真さん
私は小千谷市の地域ブランディング活動の一環で、小千谷縮の認知度向上をテーマに卒業式用の着物や学生服の開発・PRを行いました。
学生だけでは限界があった活動も、企業や地域の皆さんと一体となって取り組み、それぞれの視点や経験を結集することで、効果的なPR活動ができました。
それぞれの地域には独自の文化が根差し、魅力があります。地域の魅力を見つめ直し、産官学が垣根を越えて協働していくことが地域活性化につながります。この体験で得た学びは、その後の大学院や社会人生活でも大切な経験として活きています。