第3回医用デバイス・生体材料に関する講演会
(医療産業に関する講演会および工場見学会)

__催:日本機械学会北陸信越支部
__催:新潟大学工学部
開催日時:平成18年12月20日(水)13:00-17:00
開催場所:ケイセイ技術開発研究所(講演会)
開催場所:(〒959-0261 新潟県燕市吉田鴻巣字大坪590番地)
開催場所:ケイセイ医科工業株式会社(見学先)
開催場所:(〒959-0261 新潟県燕市吉田鴻巣96番地)

 

 機械系研究センター設立準備委員会は今年度第3回目目の医用デバイス・生体材料に関する講演会を日本機械学会北陸信越支部と新潟大学工学部との共催事業「医療産業に関する講演会および工場見学会」として平成18年12月20日に開催しました。

 

1.講演会

(1)13:00-14:00
 講演「バイオフォトニクスの先端救命救急医療への応用」
   佐藤俊一 氏(防衛医科大学校防衛医学研究センター情報システム研究部門 助教授)

講演概要:
 光学的手法と音響学的手法をあわせた技術である光音響法の原理、光音響法を用いた外傷の程度の診断、および移植組織の生着モニタリングについて、その原理と最新の研究成果について講演が行われ、質疑が交わされた。


講師の佐藤俊一氏

佐藤氏の講演に対する、質疑応答の様子

 

(2)14:00-15:00
 講演「正常膝のMRIによる運動解析とMedial Pivot Type TKAの摩耗と運動解析について」
   岩城啓好 氏(大阪市立大学大学院医学研究科整形外科 講師)

講演概要:
 膝関節の屈曲・伸展等の運動解析に関する基礎と、核磁気共鳴画像(MRI)を用いた膝関節に関する最新の研究成果、人工膝関節の一種である「Medial Pivot Type TKA」の摩耗と運動に関する最新の研究成果について講演が行われ、質疑が交わされた。


講師の岩城啓好氏

質問する学生と、学生の質問に答える岩城氏

 

2.工場見学会

 整形外科および外科系の手術や治療に使用する結索用の針や外科刀(替刃式メス)等の鋼製小物、循環器系のカテーテルなどの製造工程を見学した。

 

化学系(生体材料工学)、電子情報系(医療情報工学)、医療系(整形外科学)および企業技術者といった他分野からの参加者もあり、講演会および見学会ともに質疑応答が多く、予定していた時間を大幅に超過したが、活発な討論ができた。

 

本講演会および見学会についての照会先:
 〒950-2181 新潟市五十嵐二の町8050番地 新潟大学 工学部 機械システム工学科
  田邊祐治(電話&FAX:025-262-6806,E-Mail:y.tanabe@eng.niigata-u.ac.jp)