高校と大学での授業の違い教員のコメント

教授

高校の場合,ひとつのことをかなり丁寧に教えるのですが,大学はもう少し高度なことを90分で教えますから,授業だけ聞いて分かるなんてことは殆どありえないですよね.学生が予習・復習をしているという前提で先生方は授業しています.大学の勉強の難しさは,自分で主体的に学ばないと「置いていかれる」ということじゃないかって言う感じはします.

准教授

教員の立場から言えば,授業やっているときに,教えたいことは山のようにあって,ついつい色々なことを教えちゃうので,学生の皆さんは難しく感じちゃうこともあるかもしれないね.ひとつの学問の裏にはたくさんの知識がって,これら全部が統合されると,こんなに面白い学問はないと先生方は思っていて,それら全部が「面白いんだよ」って伝えたいけど,授業ではそのうちの一部分しか伝えられないから,聞いている学生は難しいだけで面白くないって感じているかもしれない.この分野と関連する他の部分を自分なりに独学で勉強してみると,徐々に先生方が感じている面白みを学生さんも同様に感じることができるんじゃないかな.