「つながる研究」工学部版
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環境・エネルギー 太陽日射量が豊富な海外のサンベルトでは、1500℃程度の高温太陽熱を得られます。太陽熱の熱化学転換プロセスの一つとして、バイオマス等の炭素含有資源を熱分解・水蒸気でガス化する “ソーラー熱分解・ガス化”が研究されています。ソーラー熱分解では一酸化炭素、メタン、エタンや水素等が得られます。またチャーのガス化では一酸化炭素と水素を主成分とする合成ガスが得られます。ガス化の主反応は固体炭素と水蒸気との吸熱反応であり、太陽熱供給によりガス化を行います。 当研究室では多種多様な炭素資源に対応したソーラーガス化反応システムの開発を目指して研究しています。すなわち、炭素資源を熱分解・ガス化反応器に連続的に供給可能な“炭素資源の連続供給系”、熱分解・ガス化を行う“反応系”などを統合した反応システムの開発です。 このような熱化学プロセスによるソーラー熱分解・ガス化システム開発により、CO2ニュートラルな燃料製造や二酸化炭素の排出削減効果が期待されます。 バイオマスの有効利用は再生可能エネルギーと組み合わせるのが有効と思います。赤外線イメージ炉による卓上試験からキセノンランプによるプロトタイプのラボ試験まで対応可能です。●キーワード● 高温熱、水素エネルギー、潜熱/化学蓄熱、エネルギー変換、二酸化炭素の燃料化・固定化、バイオマスN. Gokon et. al, SolarPACES2021国際会議 プロシーディング(2021.)N. Gokon et. al, Energy 166 (2019) 1-16. N. Gokon et. al, SolarPACES2017国際会議 プロシーディング(2017.)N. Gokon et. al, Energy 79 (2015) 264-272.N. Gokon et. al, International Journal of Hydrogen Energy 39 (2014) 11082-11093.※お問い合わせは新潟大学社会連携推進機構ワンストップカウンターまでonestop@adm.niigata-u.ac.jp バイオマスに興味のある分野、熱分解やガス化の触媒に精通している企業を期待します。https://researchers.adm.niigata-u.ac.jp/html/211_ja.html自然科学系 准教授郷右近 展之 GOKON Nobuyuki関連する知的財産論文 等2-13炭素資源の連続供給型ソーラーガス化反応器研究の目的、概要、期待される効果アピールポイントつながりたい分野(産業界、自治体等)熱エネルギー貯蔵・変換工学研究室専門分野エネルギー学、材料工学、熱化学、金属材料学、物理化学太陽集光照射による未利用炭素資源の熱分解ガス化システムの開発 ~ 高温太陽熱を利用した合成ガス製造システム ~

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