研究の目的、概要、期待される効果
昨今のアートプロジェクトや、エンターテーメント事業では、視聴者が参加体験できるイベントが数多く見かけるようになってきました。プロジェクションマッピングや、リアルタイムで変化するライトアート等、工学技術・メディア表現を活用した取り組みです。
新潟大学工学部工学科においても、領域融合した人間支援感性科学プログラムの中で、工学技術(プログラミング)を用いたメディア表現を目指すカリキュラムが走り出しました。人の心(感性)に働きかける設計・制作・開発です。
そのプログラムの中で、私は、デザイン領域を担当しながら、様々なテクノロジーを用いたインタラクティブな空間を築く演出作品を制作しています。制御技術を持った教員スタッフと共同して、教育プログラムの構築を目指しています。発表した作品は、センサーによって鑑賞者の動きを捉えた情報を入力信号とし、光、動き、音を変化させる空間演出作品です。未だ浅い研究分野ですが、夢のある楽しい世界を築いていく考えです。人々の賑わい作りや、既成概念を越えた商品展示会を演出できる装置・開発を目指していきます。


アピールポイント
芸術系の表現力と、視聴覚の専門工学系技術を活かした演出表現が実践できる研究組織が築かれています。
つながりたい分野(産業界、自治体等)
・展示会での空間演出を目指す企業
・企業メセナ活動を試みている事業社
・地域活性化、賑わい作りを考えている自治体