研究の目的、概要、期待される効果
新潟大学工学部では、メコン地域(カンボジア、ラオス、タイ、ベトナム)の大学との留学交流事業G-DORMを実施しています。G-DORMでは、各国の参加学生と新潟大学生が、国籍・分野・学年混合のグループを組み、新潟関連企業で課題解決型の国際グループワーク・インターンシップに取り組んでいます。
2020年からは、コロナ禍により海外渡航が制限されたことから、国際オンライン協働学習(COIL)の手法を用いて、オンライン型の国際グループワーク・インターンシップの開発に取り組んでいます。COILでは、文化・言語・価値観の異なる学生が、その違いを認識し、オンライン上で協働して課題解決に取り組むことが特徴です。
このインターンシップでは、グローバル化の進展により企業が抱える実課題をテーマに設定し、学生グループが解決提案を行います。学生の課題解決提案は、受入企業からも「有用だ」と評価を頂いています。また、中には、充実したインターンシップであったことを理由に、受入企業に就職を決めた学生もいます。受入企業にとっても、今後ますます重視されるITを活用した国際間の実務を体験・習得する機会となります。

アピールポイント
G - D O R M のC O I L 実践は、日本工学教育協会International Session Award(2021)、新潟大学学長教育賞(2022)の受賞実績を有する、先進的な産学連携プログラムです。
つながりたい分野(産業界、自治体等)
学生の専攻と異業種・異分野の交流による新たな価値創造を重視します。インターンシップ受入可能な、どの分野でも歓迎します。