2008年度
第2回生体材料・医用デバイス研究開発コアセンター研究会

日時:平成20年12月10日(水)
場所:新潟大学VBL 大会議室

  

1.講演会

(1)13:00-13:40
 講演「痛みの少ない無針注射器の開発」
    新潟大学大学院MOT副研究科長 教授 高橋直紀

講演概要:
  小さい穴から高速高圧で薬液を噴射する無針注射器は、痛みの軽減や、針刺し事故防止の点から、普及が期待されている。そこで、課題となっている使い勝手の向上と、注射メカニズムの解明とについて開発の経過を紹介する。

高橋直樹
講師の高橋先生

 

(2)13:40-14:20
 講演「光エネルギー工学研究とその医療工学への応用」
    新潟大学 自然科学系 材料生産システム系列 助教 櫻井篤

講演概要:
 レーザー治療の高度化のためには,生体内での光・熱エネルギー輸送の解明は重要である。そこで、これまで行ってきた光エネルギー輸送理論に関する研究について述べ、医療工学への新たな展開について講演する。

櫻井篤
輻射の原理について分かり易く説明する櫻井先生

(3)14:20-15:00
 講演「乱流熱工学の研究を基盤としたバイオ医療系分野への展開」
    新潟大学 自然科学系 材料生産システム系列 准教授 松原幸治

講演概要:
 講演者は、乱流熱輸送現象のメカニズムを解明するため、全サイズの渦を解像する高精度解析DNSを行ってきた。講演では、これまでに見出した新現象や、それをバイオ医療系分野に応用するための展望について述べる。

松原幸治
高精度DNSについて解説する松原先生