堀研究室紹介


0.研究室紹介

 研究室では,主に生体医工学(生体計測,生体信号処理),福祉工学(支援技術,ユニバーサルデザイン)の分野の研究を行っています.特に,脳機能計測・解析,信号・画像の復元,コミュニケーション支援装置の研究に取り組んでいます.どの研究でも,その背景にあるものは,逆問題,つまり観測・計測されたものからいかにして,真の情報・必要な情報を取り出すかが重要だと思います.研究室紹介(全体の説明)

 

1.脳機能イメージングと逆問題

 脳波は非侵襲で比較的手軽に脳の情報を計測できますが,頭蓋骨で守られているため,なかなか必要な情報を手に入れることができません.,そこで,観測された脳波から,逆問題を解くことによって脳内の正確な情報を抽出しようという研究に取り組んでいます.いま,脳のどこが活動しているかをより詳細に調べることができるようになります.脳イメージングと逆問題

 

2.画像・信号の復元

 X線画像は,通常静止した状態で撮像しますが,乳幼児の撮影や呼吸の影響によってぶれてしまいます.このように劣化した画像からもとの画像を復元する技術の開発を行っています.これまで行ってきた研究としては,携帯型心電図,カテーテル血圧波形,心拍出量計測用希釈曲線の補正,X線医療画像の復元,天体画像のぼけの復元などなど...画像・信号の復元

 

3.コミュニケーション支援機器

 ALSなどの患者は手足の動作や会話によるコミュニケーションが困難です.また,携帯電話やPDAなど携帯情報端末ではより手軽な情報入力手段が望まれます.このようなニーズに答えるため,脳波や目の動きなどの生体情報を用いたコミュニケーション支援装置の開発を行っています.脳波による方法はブレインコンピュータインタフェース(BCI)と呼ばれ,全世界的に注目されています.ブレインコンピュータインタフェース,コミュニケーション支援機器

 

 


Last Update: April 2, 2008