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派遣学生としての海外渡航を終えた感想

高橋 貴之

 私は学生海外派遣制度により派遣学生として2012年3月4日から9日の6日間、ドイツ連邦共 和国のポツダムとマクデブルクに行きました。ポツダムではLeibniz - Institut fur Agrartechni k Potsdam - Bornim e.V.という農業研究所を訪問しました。マクデブルクではFraunhofer-Instit ut fur Fabrikbetrieb und - automatisierung IFF、Otto - von - Guericke大学と粉体製品を製造 する工場のPergande Company in Weisandt - Golzauを訪問しました。
 Leibniz - Institut fur Agrartechnik Potsdam - Bornim e.V.では穀物と医薬品の乾燥の研究に 関する研究室を見学しました。こちらでは開発した乾燥機のパイロットスケールの装置の説明を受け ながら見学しました。
 マクデブルクでは、Fraunhofer - Institut fur Fabrikbetrieb und - automatisierung IFFを訪 問しました。こちらでは、この研究所に所属する方々からプレゼンテーションをしていただき、その 後、簡単に私の研究内容の発表と討論が行われました。その中で、ドイツでは私が研究を行った分野 の二酸化炭素分離・回収・貯留技術(CCS)の研究は盛んでないということを聞き、地球温暖化問題 の対策として世界中で取り組まれていると考えていただけに、驚きました。プレゼンテーション後は Otto - von - Guericke大学内の敷地に設置された共同で開発を行っているパイロットスケールの流動 層ガス化燃焼装置を見学しました。研究所から大学への移動の際には、共同で開発を行っているとい う電気自動車にも乗ることができました。
 次に粉体製造工場のPergande Company in Weisandt - Golzauを訪問しました。この企業の訪問はOt to - von - Guericke大学に留学しているアジア圏の学生と一緒でした。留学生とともに企業の方に工 場の内部を案内していただき、留学生と会話しながら、見学しました。また、この企業は農薬や医薬 品中間体などを流動層によって製造しており、私が就職する予定の企業と分野が重なっていたため、 私の専門分野、就業分野を学習する良い機会ともなりました。また、工場へ行く道中、丘に10から20 程度の風力発電機がまとまって設置されているのを見ました。このまとまりをいくつも見ることがで き、日本に比べ、自然エネルギーの導入が進んでいるという印象を受けました。
 三つ目にOtto - von - Guericke大学を訪問し、私の研究内容の発表と討論を行いました。こちらで は、活発な議論が行われ、初めて聞く方から、貴重な意見を頂きました。
 今回訪問したマクデブルクは観光客の少ない都市でしたが、大聖堂や著名なドイツ人建築家が設計 した建築物などがあり、観光をする場所は多くありました。また、マクデブルクの半球で有名な都市 であるため、半球のモニュメントが町中のあちこちに設置されていました。さらに、現地のレストラ ンで食事をする機会もあり、ドイツの伝統料理を食べることができ、ドイツの文化を堪能することが できました。
 最後に今回の海外渡航を通じて、英語、特に話す能力とその向上が必要だと感じました。私は大学 入学から大学院終了までの6年間、毎年一度はTOEICを受験し続けました。また、通信教育などを活用 し、英語に触れ続けるように努力しました。その努力のおかげか、おおむね話される英語を聞き取り、 理解することができました。しかし、今までに英語を話す機会や訓練の場がなかったため、言いたいこ とを表現する経験がありませんでした。そのため、相手の言った内容は理解できるのに、それに対する 返事ができず、コミュニケーションが取れないという非常にもどかしい思いをしました。このことから 、今後も英語を学び続けようという意欲が増しまし、社会人の基本スキルとして習得できるよう、継続 して学習しようと決心することができました。また、この感想を見てくれた学生の英語の学習意欲が促 進されれば幸いです。末尾となりましたが、学生時代に海外に行くことができ、非常に良い経験となり ました。


派遣2012