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2008年学生海外派遣の報告

海外での研修旅行を終えて


小嶋 涼太

 私は海外の研究室の見学と学会に出席するため2008年8/1〜8/7の7日間、中国の北京および大連を 訪れました。最初の3日間は北京に滞在し、清華大学で環境科学与工程系黄霞教授の研究室を見学し 、研究内容の討論を行ないました。その後、大連に移動し、そこで開催されたアジア環太平洋化学 工学会議に出席しました。見学した研究室の実験装置や実験内容は新潟大学とそれほど変わらない のですが、建物が広くて新しく、実験室とは別に学生の部屋があるなど、実験とデスクワークのそ れぞれに集中できる環境が整っているように感じました。また、水処理装置の研究では、実験室の 中だけでなく、実際の処理場のスケールまでの設計・計画を研究室の学生や大学院生が行なってい るそうです。自分たちが開発した装置が実際に処理場で動いているというのは、学生にとって大き な喜びや励みになると思いました。
 ゆとりのある日程であったため、北京の故宮や大連市内を見物することができました。訪れたの が北京オリンピックの直前であったため、街はオリンピックムードに包まれており、活気に溢れて いました。清華大学はとても広く、敷地内に小学校や中学校、銀行やスーパーなどもあり、まるで 一つの街のようでした。
 見るもの全てが新鮮で、毎日が充実していた研修旅行でしたが、心残りが一つあります。それは 、見学先や学会において、英語で会話することが十分できなかったことです。清華大学では英語も 日本語も話せる人が常にそばにいてくれたため、自分の意見を伝え、相手の考えを理解することが できました。しかし、場所が中国でも国際的な学会では英語で発表・質問が行なわれ、配布される 資料やポスターも英語です。発表を聞いたり、ポスターを読んだりしても、その内容はなんとなく 分かるのですが、その中身について自分の意見を言葉にして相手に伝えることができず、悲しい思 いをしました。一方で、あいさつ程度でも自分の言葉に相手が反応してくれた時はうれしくなりま した。他の国々の人とコミュニケーションをとるには十分な語学力はもちろん必要です。しかし、 それ以前に相手の言葉を理解しようとする、片言でも自分の考えを言葉してみるという姿勢が必要 なのだと感じました。この研修旅行で経験したことが、これからの研究や学生生活をより充実した ものにしていくための励みになりました。


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写真1.中国清華大学環境科学興工程系の
黄霞教授の研究室訪問

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写真2.清華大学での記念撮影

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写真3.オリンピック開会直前の故宮

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写真4.アジア環太平洋化学工学会議の会場前
(大連市)