林研究室 研究紹介 |
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キーワード:半自動輪郭抽出,関節軟骨,MR画像,3次元コンピュータモデル 膝の関節軟骨には,運動時における接触する骨間の摩擦軽減や衝撃緩和などの重要な役割がある.軟骨の3次元コンピュータモデルは,より詳細な膝関節の運動解析や軟骨疾患に対する画像手術支援に利用できるため,作成が強く求められている.その一般的な作成法は,MR画像から関節軟骨の輪郭を手動抽出し,抽出部を再構築する方法である.しかし,この手法には,次の2つの問題がある:1)MR画像が部分的に不鮮明なため,客観的な抽出が困難,2)手動抽出のため作業が長時間.そのため臨床では,高速かつ客観的なモデル作成法が強く求めらている.そこで本研究では,MR画像から関節軟骨輪郭を短時間かつ客観的に抽出する方法を開発している.(文責:中村亮介) ![]() 3次元コンピュータモデルの作成 ![]() 3次元コンピュータモデルと透視X線画像を用いた膝関節の動態解析 研究発表(口頭発表、論文) ○口頭発表1) 佐藤宏樹,中村亮介,林豊彦,大森豪,渡邉聡,古賀良生:軟骨輪郭抽出法を用いた膝MR画像における軟骨疾患部の判別,第38回日本臨床バイオメカニクス学会,11/18-19/11 2) 佐藤宏樹,熊木晴也,林豊彦,大森豪,渡邉聡,笹川圭右,前田義信,渡辺哲也,古賀良生:MR画像を用いた膝関節軟骨の輪郭抽出および3次元モデル作成,第37回日本臨床バイオメカニクス学会,11/01-02/10,国立京都国際会館,京都市.抄録:第37回日本臨床バイオメカニクス学会,pp.148,2010-11. 3) 佐藤宏樹, 林豊彦, 大森豪, 渡邉聡, 笹川圭右, 前田義信, 渡辺哲也: 膝のMR画像における関節軟骨輪郭の半自動抽出法, MEとバイオサイバネティックス研究会, 2010/05/21,富山大学,富山市.抄録:信学技報,Vol.110,No.52,MBE2010-4,pp.41-46,2010-5. ○論文 1) 佐藤宏樹, 熊木晴也, 林豊彦, 大森豪, 渡辺聡, 笹川圭右, 古賀良生: MR画像を用いた膝関節軟骨の輪郭抽出および3次元モデル作成, 臨床バイオメカニクス, Vol.32, pp.75-82, 2011-09 |
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